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- ゴールデン街と松原みき〜夏の扉〜
先日、友人と新宿ゴールデン街に繰り出しました。
大体コースは決まっていて、まず新宿三丁目の『どん底』に行って、パンサーの菅さんを探します。
以前なんかのテレビで、「毎日どん底にいる」と言っていたので、「それなら行ってみっか」とHARUKAさんと行ってみたところ、入り口でタバコを吸っている菅さんをお見かけすることができました。
ただ、到着した瞬間に会えるとは思っていなかったので、「今のは本当に菅さんか?」「そんなことあるか?」「それに髪あんなに短かったか? 本当の菅さんならもっと長いはず」「あれはニセモノだ」と疑心暗鬼になり、とうとうその場では菅さんだと断定することができませんでした。
が、後日、家で「王様のブランチ」を観ているとちょうど菅さんが出演されていたのでよく観たら、なんと思ってたよりも髪が短かったんですね。つまり私とHARUKAさんが見たのは間違いなく菅さんだったのです。
しかし、それ以来、何度「どん底」に行っても菅さんには会えません。
この日も会うことはできませんでした。
話がそれました。「どん底」を出たあとは、ゴールデン街を何件かはしごして、最終的に「夏の扉」に行きます。
昭和歌謡曲が流れる素敵なお店です。カウンター席のみで、マックスでも8人入れるかどうかというコンパクトな店内。たいてい最後はここに流れ着き、友人とともに人生について語るというのがお決まりのパターンです。
ちょうどこの日は先客にイタリア人の若い男性が二人入っており、居合わせた日本人客とグローバル・コミュニケーションをしていました。
私も一応英検4級を持っているので、混ざれないこともなかったのですが、自重しておきました。
マスターによると、このイタリア人男性たちは日本のアニメオタクだそうです。きっと『NARUTO』などが好きなんだろうな。
しばらくすると今度はドイツ人の男性が入ってきました。
彼がリクエストしたのは松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」。
恥ずかしながら私はこの曲も松原さんも知りませんでした。「この曲なんだ?」とざわついていると、ドイツ人がそっとスマホの画面を見せてくれました。そこには「Miki Matsubara」の文字。
すかさずドイツ語(グーグル翻訳)で「どうしてこの曲を知っているの?」と尋ねると、
彼も日本語(グーグル翻訳)で「日本の曲が好きだから」と返してくれました。
日本のシティポップが好きで、わざわざこの店を選んできているようです。しかもここに来るのは二度目。翌日だかに国に帰るとかで、最後に来たんですね。
グーグル翻訳のおかげで、つかの間のグローバル・コミュニケーションを楽しむことができました。ありがとう。
久しぶりのグローバル・コミュニケーションにエキサイティングしたこともあり、過去の漫画レビューを英訳してInstagramやFacebookにUPすることにしました。
とっても便利なDeepL!
あのイタリア人の漫画オタクに届けばいいなと思います。『NARUTO』以外にも面白い漫画がたくさんあるんだよと。
英検4級ホルダーとして、自信を持って世界に発信していこうと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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