- HOME
- 『だんドーン!』第11話〜また偏差値上がっちゃった〜
『だんドーン』11話です。
小松帯刀の回でした。
小松帯刀知ってますか? こまつたてわきと読みます。
例のごとく、私は全然知りませんでした。
『だんドーン』を読むことで、一体偏差値がどれだけ上がってしまうのか?????
先週の最後は、島津斉彬が
薩摩藩士を3〜4千人かき集めて、京都の帝に「幕府の政治を改革しろ」と直訴しに行こう、「率兵上京」しよう
というところで終わっていました。
これを案じたのが、島津斉彬のお父さん、島津斉興。
島津斉興ってお父さんだったのか。そこから知らなかった。
字面が似てると誰が誰だかわからなくなりますね。ここでは島津パパとしましょう。
息子がやろうとしてるのは、幕府に喧嘩を売るのとおなじことなので、そんなことさせてはいけない。薩摩藩がどうにかなってしまう。
ということで、島津パパは、小松帯刀になんとかするよう命じたのです。
そこで小松帯刀は、西郷どんを呼び寄せると、睡眠薬で眠らせてしまいます。
せっかく招いてくれた人の家で、うかうか眠ってしまうなんて西郷どんそれってどうなん?? という悪評を作ろうとしたわけですね。
まんまと引っかかった西郷どんは、兵児たちがいる前で、ケチョンケチョンに言われてしまいます。
島津斉彬お気に入りの西郷どんの評判が落ちれば、「率兵上京」に反対する声も高まって自然と計画は頓挫する……というのが小松帯刀の狙いです。
よくわからないけど、有耶無耶にしようという作戦ですね。
しかし、このピンチをかわしたのが川路。
西郷どんがうっかり寝てしまったのは、小松帯刀の器をはかろうと試したという話にすり替えます。
そしてこのすり替えに、なんと小松帯刀まで乗っかるのです。
このタイミングで、島津パパを裏切って、島津斉彬に乗り換えます。どうしてかは知らん。
結果的に西郷どんはセーフ。
これまで安牌を選んできた小松帯刀。今までの自分にはなかった選択肢を取ったことで、何かが弾けます。
島津斉彬陣営のteamworkに圧倒されたということでしょうか。
なんにせよ、良かった。16ページの短い話の中で、小松帯刀がどういう人物なのかもわかったし、話も進んだ。泰三子先生ってやはり構成力の鬼ですね。
おまけに、タカ様が西郷どんの家で捕まった際に、何かを投げたという点についても触れられていました。躍動感があってずいぶん気合入った絵だなと思っていましたが、まさか伏線だったとは。
そして今回のラストページで、タカ様がまだ生きていたことが判明します!
旅の芸者から、今回は旅の尼さんにジョブチェンジしたようです。がんばれタカ様!
登場人物が増えてきて、いよいよ覚えきれません。
次週も新キャラがいるのか? 楽しみに待機です。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
コメントを残す