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- 週刊女性2/20・27号『和レンタインチョコはいかが?』〜遭難☆〜
うっかり発売日を過ぎていました。
今年のバレンタインは和素材いかがですか
季節企画だったので、オンタイムでお知らせしたかった。
2/6発売の週刊女性で、こちらの記事を執筆しました。
【抹茶、日本酒、ゆずに山椒】和レンタインチョコはいかが?
ギフトにぴったりな、和のバレンタイン特集です。
抹茶をはじめ、日本酒、ゆず、山椒、国産のさつまいも、あんこ、などの和素材をつかったショコラなどを、14個ほど紹介しています。
レイアウトも素敵に可愛くて、こういったギフトページって、見てるだけで楽しいですよね。
個人的には、メリーチョコレートのさつまいもタブレットがお気に入りです。
普段は抹茶を選ぶところですが、さつまいもの風味がとても美味しくて、さつまいもの可能性を感じた一品です。
ということを先週言いたかったのに、うっかり忘れてしまっていた。
2014年の大雪を覚えてますか
私のバレンタインの思い出は、2014年です。じゅ、10年前……?
記録的な大雪が東京を襲った、あの年です。
あまりの大雪のため、電車はストップ。帰宅ラッシュを直撃し、帰宅難民が続出しました。
私はバレンタインのチョコレートを彼に届けるため、中央線に乗車していましたが、途中で緊急停止。つり革に捕まったまま、2時間待機したのち、「もうこの電車は動かない」と判断。
夜の12時に駅を出て、豪雪の中を歩いて目的地を目指すことにしました。
当たり一面真っ白なので、どこを歩いているかほぼわからない状態でしたが、スマホの電池を節約するため、マップは最低限しか見られません。
そのうち線路からも離れてしまい、住宅街の中でほぼ遭難。止まったら死ぬので、進むしかありませんでした。勘を頼りに必死に歩きます。
すると、いつからか、私の背後にぴったりと男がついてきているのに気づきました。
あたりには、ほかに人の姿はありません。
雪道の中を、私と男が、一列に並んで歩きます。
「こいつ、私を道しるべにして進んでいる」
そう気づいたとき、猛烈に腹がたちました。
私が必死に勘を働かせて、次の駅を目指して歩いているのに、うしろの男はそのおこぼれに預かろうとしている。私が開拓した道なのに。
最終的に我慢できなくなって、途中で発見したコンビニに入って撒きました。
遭難しかかっているときは周りと協力するべきなのでしょうが、なぜか私はいまだにこの男のことが許せないでいます。
シンプルに、知らない人にぴったりくっついてこられるのも気持ち悪かった。
この場合はどうするのが正解だったのか、いまだにわかりません。
ちなみにこのときは、4駅分を約4時間かけて歩き、無事目的地に着くことができました。朝4時とか。
この出来事以来、私は雪の日は外に出ないことを心がけています。大雪が降ると都内でも遭難するから、みなさんもお気をつけください。
今年のバレンタインは、大安みたいです。
素晴らしいバレンタインになりますように。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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