『酒と恋には酔って然るべき』11巻〜なんだかんだモテる女、松子〜

やっと、この日が来ましたね。ずっと楽しみにしていました。

『酒と恋には酔って然るべき』（はるこ (著), 江口 まゆみ (著)）
最新刊１１巻の発売です。

好きな漫画の発売日は、仕事のモチベーションになります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０巻ではついに、松子と今泉くんが結婚することになりました。
少女漫画は付き合うまでがピークですが、女性漫画になると、そこから先も面白いから良い。

ひょっとして１１巻で完結するんじゃないか？　と思っていましたが、まだ続きそうなので安心しました。

表紙も名取さん、中身も名取さん

今回は、名取さん巻でした。
いつだったか、唐突に出てきた新キャラだったのに、あっという間に馴染んだな。

久々に顔を合わせた後輩の矢吹さんという女性は一体誰なのか？　名取さんと何かしらの因縁がありそうだが？　から始まり、数年前の初対面時を思い出したというエピソード。

新入社員だった矢吹さんが、ロングヘアを結ばないまま仕事をしていて、それを名取さんに怒られるという……非常にリアルな話だなと思いました。

「（ゴムをすると）あとがつくんで」という言い訳も、ありそう〜〜〜

そんな矢吹さんに、「髪をなんとかするor帰れ」という選択肢を出した名取さん。こうやってはっきり言える先輩がいてくれるって、いい職場だなって思いました。私は多分言えません。大急ぎで跡のつかないシュシュとか探しに走ると思います。

でもこの出来事をきっかけに、髪を切って仕事に邁進するようになった矢吹さんも偉いなと思いました。しかも、ちゃんと名取さんにお礼を言えるあたり大人である。

ところでこの会話をしているとき、松子は、今泉くん、伊達さん、名取さんの３人に囲まれています。元カレ・今カレ・昔少し気になってたカレ。松子も大概メンタルタフ。

また、１１巻では松子と今泉くんの痴話喧嘩もたくさん見ることができました。

今まで控えめだったのが、１１巻にして突然出てくるようになった。もう、終わりに近づいているからなのか……？

松子の両親との食事シーンでは、今泉くんの返しがデキる社会人ぽくて、「デキるな」と思いました。やはり営業でいろんな人と会話していると鍛えられるんだろうな。

いまだに取材の途中で何話してるのかわからなくなる自分とは大違いで、普通に尊敬しました。

クライマックスもちゃんとありました

そしてこの巻のクライマックスは、最後今泉くんから、「一緒に暮らしませんか？」が繰り出されたところです。結婚決まったものの、今後どういうスケジュールなんだろうと思ってたら、こんな感じで進んでいくんですね。感動的でした。「式はまだ先ですし」ってことは、式やって、終わりなのかな！？！？！？！　いやあああああ

その直前に、名取さんが過去の振る舞いを松子に謝罪するところもよかった。読者にとってのわだかまりがなくなった瞬間でした。成仏。

今気づきましたが、松子普通にモテますよね。３年彼氏がいなかったという設定にしては、身近にいい感じの男が３人もいるなんて。この会社入りたいんだが？？

読み終わってさっそく１２巻の発売日を調べましたが、さすがにまだお知らせは出ていませんでした。１０巻が８月に出ていたので、９ヶ月くらい先……？　ということは、次は来年の２月とか……？

来年の楽しみが増えてよかったなと思いました。