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- 『電車の端っこ席、仕切り越しのバッグ&ロングヘア攻撃』〜私はマジョリティ〜
興味深いニュース記事を発見しました。
電車の端っこ席、仕切り越しのバッグ&ロングヘア攻撃「迷惑」「気を配って」 大型強化ガラス導入した車両も
電車で端の座席に座っていると、立っている人の荷物や髪の毛が、仕切り越しに襲いかかってくることがあります。昔から鉄道会社に苦情も入っていたようで、近年は仕切りの大型化、ガラスの導入などが実施されているという内容でした。
この記事を読んで驚きました。
あの仕切りを飛び越えてくる攻撃が、嫌だな〜嫌だな〜と思っていたのは、私だけではなかったんですね。
己の心が狭いのだと、ずっと心に秘めていました。でも、実際はものすごく嫌でした。電車で座るときは、端っこを避けるくらい嫌でした。
自分の考えていることは、大抵の人も考えているというのは、本当でした。
自分をマイノリティと思っていたことが恥ずかしいです。
ヤフーコメントは900以上ついており、読者の関心も高いことがわかります。
そして全然知らなかったのですが、
東京都交通局では2005年以降に導入した新型車両で製作時から大型化を行っており、既存の車両についても順次改造しています。
↑だそうです。たまにガラスの仕切り電車があったのは、こういうことだったんですね。
私もその昔、電車内のマナーについて記事を執筆したことがあります。
電車のドア付近で立ち止まる人、マナーが悪いとはいえない?むしろイライラする自分に問題?ビジネスジャーナル
ドア付近に固まって、電車内の中程まで動かない人に向けての苛立ちを、なんとか解決できないかと思いました。ご協力いただいたのは、マナー講師の西出ひろ子先生です。
マナーの観点から分析していただきました。
結論としては、「マナー的には中程まで詰めるものだが、一人ひとりの事情を考えてあげる心の余裕も大事」ということでした。
たしかに(゜▽゜)
次の駅ですぐ降りる人もいれば、次の駅ですぐ降りたい人もいるかもしれない。あるいは次の駅ですぐ降りたい人もいるかもしれない。
そうやって相手を思いやる気持ちこそが、マナーだと西出先生は教えて下さいました。
本来のマナーは、ひとつの事象について『良い、悪い』を決めつけるのではなく、相手の立場に立ってみて、いつもの自分とは異なる視点から物事を考えてみることも、マナーのひとつといえます。いずれにせよ、それぞれ事情があり、『中まで詰めないからマナーが悪い』とは一概にいえないのです
改めて読みましたが、西出先生は本当に良いことをおっしゃっている。
この考え方は大事にしたいなと思いました。
でも、全電車の全仕切りにガラスが導入される日が待ち遠しいです。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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