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- かくれ鬼の家からの脱出③〜妖精がいる〜
かくれ鬼の家からの脱出①〜あの子を助けたかったんじゃ〜
かくれ鬼の家からの脱出②〜スタート前のトラブル〜
ネタバレになってしまうので、詳細には書けないのですが、できるだけリアリティ重視でレポートしたいと思います。
妖精が二匹おります
咽び家が、殺人鬼から逃げるのに対して、かくれ鬼は、普通におばけから逃げます。
おばけから逃げつつ、心霊館の謎を解くというストーリー。
なお、おばけに見つかったらDEADしてしまうそうです。
ただ、おばけが出るときは、音楽で教えてくれるので、安心してダッシュすることができます。
また、謎解きゲームで不安なのが、「本当に謎が解けるかしら……」ということだと思います。
私も謎解きは苦手なので、1人だと何もできずに終わるだけなのですが、ご安心ください。
こちらのかくれ鬼、進行をサポートするため、スタッフさん2名が、常時同じ室内にいてくれます。
室内で触ってはいけないところの監視など、ゲームを安全に遂行するための措置だそうです。
「私たちのことは、妖精だと思ってください」とのことでした。
とはいえ、本気で手詰まりになったら、この妖精さんたちが、ヒントを出してくれます。
恐らく、怖くて何もできずにゲーム終了していまう人がいたんだろうな。
また、観光地であることから、外国人のお客さんも多いそうで、そういう方のサポートも兼ねているのだと思います。
そんなわけで、一個も謎が解けないという恐れはなくなりましたが、一方で怖さがやや半減してしまうのは否めません。なんぜ、ずっとスタッフさんがいるので、メタ的な視点が消えない。良し悪しだと思いました。
みんなが探したところを、もう一回探す簡単なお仕事
さて、スタートの合図をもらい、さっそく室内の探索をする我々。
私は前回の咽び家で、まったくいいところがなかったので、今回こそは恐怖に打ち勝ち、何らかの成果をあげる気満々でした。
が、結論からいうと、今回も手も足も出ませんでした。
みんな、動きが早い。躊躇なく、そのへんの引き出しなどバンバン開けていくので、私は誰かが開けた引き出しを、もう一回開けるという、無意味な二度手間をすることしかできませんでした。
そして、あるきっかけで、変わる室内の音楽。
みんないっせいに隠れ場所へと身を隠します。一箇所につき、1人しか隠れられないのが、怖いです。私は押入れみたいなところに隠れました。扉をしめると真っ暗で何も見えないけど、ドンドンされて嫌な気持ちになった。
すると、なんとリーダーがおばけに連れ去られてしまいました。
隠れたら絶対大丈夫だって言ったのに嘘じゃないか!!
カギのついた部屋に軟禁されてしまったリーダー。
謎解きに一番必要な人物が、遠ざけられてしまったのです。
なのですが、全員プチパニックに陥っていたので、リーダーのことは忘れて、部屋の探索を始めてしまいました。妖精さんに「お友達を助けなくていいんですか?」と言われて、ようやく助けることに。
リーダーを助けるには、ドアの内側と外側で謎を解かなければなりません。
TAKAGIと小暮先輩が主導して、リーダーと声をかけあって謎を解きます。
私はやることがなかったので、隣で厳しい表情をしていました。
もっとやることがなかった不動明子さんとコスモスは、後ろの方でキャッキャふざけてたので、ちょっとだけイラッとしました。リーダーが軟禁されているんだよ???
TAKAGIたちの頑張りのおかげで、なんとか解放されたリーダー。怖かったよね。
再び全員で、室内探索です。
チームの役に立ちたい気持ちと、恐怖で体がすくむディレンマ
やがて、全員で協力しないと、謎が解けないターンがやってきました。
私はTAKAGIとともに、別室へ移動します。
しかし、謎を解く係を担うのが怖かったので、TAKAGIにその役をお願いしました。
相変わらず、みんな少しだけハイになっているので、全然うまくいかない連携。
それでもなんとかクリア!! と思ったら、ここでまたしても不穏な音楽に切り替わります。おばけ登場です。
大急ぎて、隠れ場所のある部屋まで走るのですが、足がもつれて、全然前に進みません。
めちゃくちゃ鈍足でした。後ろでTAKAGIがイライラしているのが伝わってきました。
無事に隠れることができた我々。一体このおばけは、なんでウロウロしているのか。これもストーリーの大事な部分です。
長くなったので、つづきます。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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