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- 方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜丸見えだけどセーフ〜


※ネタバレしてないけど、これから行く方は読まないほうがいいです。
第一話、第二話はこちら↓
方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜遊びに行くんじゃねえぞ〜
方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜絶対やってはいけないNG行為〜
【前回までのあらすじ】
ゲーム序盤で、不動さんがとても大事なアイテムを見つけたのに、ぶんどった挙げ句、全員に共有することなく、せしめてしまった私。その事実をメンバーたちは知らないまま、ゲームは進んでいく。
慣れって恐ろしい
さて、脱出ゲームにおいて、アイテムの共有は、絶対守るべき鉄則です。
アイテムを共有しないと、解決すべき謎をクリアできません。当たり前です。
私がせしめたアイテムは、今回のゲームにおいて、最大の手がかりでもありました。
もしこれが、リーダーの手に渡っていたら、すみやかに解決できたはずなのに、それができなかったのです。本当に足を引っ張ってしまいました。
ただ、その場では誰もそんなことになっているなんて知らないので、ゲームはそのまま続いていきます。殺人鬼も、やたら出てきます。
そうなんです。第一章よりも、なんだか殺人鬼の登場回数が多かった気がしました。
私は誰よりも回避ポイントの近くにいたので、今回一度も捕らわれることはありませんでしたが、みんなは恐怖に慣れていたため、結構捕まっていました。
前回は、誰かが捕まったらすぐさま助けに行ったのに、今回はしばらく、誰も助けに行かない(忘れてた)という場面もあり、本当に慣れって恐ろしいなと思いました。
当たり判定のラインがわからない
ただ、一度だけ絶体絶命の場面もありました。
室内を散策していたところ、殺人鬼が登場。
一番近くにいた不動さんが、すぐに見つかってしまいました。
「ああ、だめだぁ」
みたいなことを言って、どこかに連れて行かれてしまいました。
このとき、すぐ後ろに私とリーダーがいたのですが、不動さんが縦になってくれたおかげで、セーフ。
しかし、また殺人鬼が戻ってきます。
慌てて、前回と同じところに隠れました。
この記事の後半ですね。
前回は下半身丸出しの状態で隠れて、アウトでしたが、
今回は、全部丸見えの状態で、棚の中にいました。
扉が閉まらないので、どこも隠れていないけど、とにかく棚の中に収まっていたのです。
「これはアウトだな」と、心の中で覚悟していましたが、なんとセーフ。
殺人鬼はブツブツと何か言って、どこかへ去ってしまいました。
当たり判定のラインがわかりません。
丸見えでも、棚の中に全身が入っていれば大丈夫ということなのでしょうか?
そんなことをしているうちに、段々と残り時間が少なくなっていきます。
最終的には、リーダーとコスモスが、殺人鬼を無視して作業を進めるという暴挙にも出ましたが、あえなく時間切れ。クリアーならずでした。
タイムオーバーと聞いたときは、心から悔しかったです。
そのときはまさか、自分に責任があるとは思っていなかったので……。
リーダーの「このタイプの謎解きで、クリアできなかったのはじめて」という言葉が忘れられません。
その後、近くのファミレスで反省会。
ちなみに、そこでの会話で、私が大事なアイテムをせしめたという事実が公になりました
誰かの、「そういえば、あの謎はどういう意味だったんだろうね?」という問いに対して、私が「あれは◯◯をすればよかったんだよ!」と答えたことでわかりました。
不動さんが、「あのとき、リーダーにアイテムを渡そうと思ったのに、中村が横から持っていった」と証言したので、ちょっとだけ揉めました。
どっちがより悪いのか? といったら、6:4で私が悪いのかな……。
でも、クリアできなくても、本当に面白かったです。
刺激的でした。
そして、次は絶対にクリアできるように、この日手に入れた情報はメモにして共有しました。
リベンジは今年の秋の予定です。
まだまだだなーと言いながら、あっという間に秋になっちゃうんだろうな。
楽しみです。みんなごめん。



中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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