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- 『ラブ・イズ・ブラインドJAPAN』#2:はじめまして愛しい人〜私の取り扱い注意事項〜
相手のビジュアルへのリアルな反応
『ラブ・イズ・ブラインドJAPAN』、2周めを楽しむだけの記事です。まだ観ていない人にとってはネタバレしかありませんが、観た人にとっては新しい気付きがあるかもしれません。さて、今回はエピソード2「はじめまして愛しい人」です。
前回、プロポーズに成功したオダッチは、ついにナナコさんとの対面を果たします。
桜……? みたいな美しい景色をバックに、橋の両側から近づいていく二人。ナナコさんがとてもお綺麗でテンションが上がるオダッチ。そりゃそうだ。
一方ナナコさんは若干温度が低い気がしました。見た目がタイプじゃなかったのかな…「熊さんみたい」と笑ってたけど、本当はもっとイケメンを想像していたのかな…とか思ってしまう。本当にわかりやすいくらいに、相手のビジュアルへのリアルな反応が見られるのがこのご対面シーンです。
「世界一笑わせたい相手がナナコさん」「これからよろしくお願いします」
良かったね! ということで、一旦このカップルの話は終わり。
私の取り扱い注意事項
#2でスポットが当たるのは、引き続きモトミさん&リョウタロウさん、としてミドリさん&ワタルさんです。
モトミさんのポッドに入ってきたのは、経営者のアツシさん
入ってくるなり「モトミちゃんがダントツ1位」だと告げるアツシさん。モトミさんが喜んだのもつかの間、「俺は料理はほぼしない」「炊事場には立たない」と聞いて顔が曇ります。そう、アツシさんといえばザ・九州男児。
「生活は全部俺が面倒みるけど、家のことは守って欲しい」
そういう生活がいいという人もいるかもしれないけど、やっぱり旧タイプだよね。案の定、若干引き気味のモトミさん。
次にポッドに来たのはリョウタロウさん。
リョウタロウさんはすでにモトミさん一択だけど、まだ覚悟が決まらない。そんなときに、モトミさんから離婚歴があると聞かされます。21歳のときのことで婚姻期間は1年間だったそうです。壁の向こうでは明らかに動揺した様子のリョウタロウさん。
覚悟が決まってないと言ってたところに、予想外のこと言われたらちょっとビビるよね。
しかし、翌日、リョウタロウさんがモトミさんに手紙を渡します。なんとこのポッド、手紙のやり取りができるそうです。
手紙には、「俺はほんとに気にしないから大丈夫だよ」「伝えてくれた人間力がすごいと思う」って、いいこと言う。これをきっかけに、会う度手紙のやりとりをするようになった二人。そしてついに、リョウタロウさんからプロポーズが。
するとモトミさんは何かを取り出す。なんと「私の取り扱い注意事項」。西野カナですね。
わんちゃんなみの甘えたがり
たまにとんでもないわがままを発出するときがある
悪気なく話を聞いてないことがある……
リョウタロウさんはニコニコ聞いてて、なんか楽しそうだねって気持ちになった。つまりプロポーズは成功で、二人は橋の上で初対面します。直前のインタビューではモトミさんは、「自分のイメージに近い人が来ると思います」と自信満々に言いましたが、対するリョウタロウさんは「100%(イメージと)違うやつ(自分)が来ますからね」「金髪だし坊主だし」。
結果、モトミさんのイメージと全然違う人が来たわけですが、二人はめちゃくちゃ幸せそうでした。そういえば、アツシさんがいつの間にか候補からしれっと外れていました。でも仕方ないと思います。
それは可哀想だから止めてあげて
ワタルさんとプリアさんは、相変わらず英語で会話している。
「私のどこに興味を持ったの?」という質問に、価値観が合うとか仕事観が合うとか、長々話すワタルさん。とにかくいろいろあって本当に気に入っているみたいです。というより、気に入られたくて頑張って言葉を選んで喋っている感じ。
一方、ミドリさんとの会話では、思ったことをそのまま言っているように見える。プリアさんと話しているときより素に近い感じに見えますが、ミドリさんはいまいち手応えを感じていません。
「ごはんいって、飲んだ感じのまま、俺んちおいでよの雰囲気にならない感じのディナーをしている」
「あのテンションなのずっと」
共感した。あるよねそういうこと。
じれったいと感じたのか、ついにミドリさんは思いの丈をぶちまけます。自分が何を考えているのか、ワタルさんにどう思ってほしいのか。「ワタルさんの英語つけてカッコつけるところもツッコんであげたい」は、可哀想だからやめてあげて。話している最中に感極まって涙するミドリさん。ミドリさんのまっすぐな想いに揺れ動くワタルさん……というところで#2は終わりです。
今回はそのほかに、メンズ専門美容師のユウダイさん(23)が、年上のお姉さんがたにめちゃくちゃモテる一幕もありました。外資系会社員のアヤノさん(30歳)、オンラインマーケティングをしているナナさん(31)、フィットネストレーナーのエリさん(32)の3人から好意を寄せられますが、誰を選ぶのか。
また、男性ラウンジのシーンでは、「女子は追うのが好きで、追われるのは嫌いなんじゃない?」と言う海上自衛隊のタクミさん(23)に対し、アツシさん(42)が反論する場面を今回のハイライトにしたいと思います。
「何言ってんの?」
「女性なんてアタックしてナンボでしょ」
「嫌いな人ですら好きになるぐらいだから」
旧タイプの男子はやっぱり押しに自信があるのだなと思いました。言ってることは俺様だけどなんか憎めないアツシさん。
クレジットの最初に、ナビゲーターとして藤井隆と板谷由夏の名前が出るけど、今回一度も出てきてない。というより、最終話まで出てこなかった気がするし、副音声とかもない。出演者ファーストの編集だなぁと思います。
#3も真剣に振り返りたいと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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