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- 本の処分について〜遺伝子に組み込まれた漫画〜
9月は締切やら遠方取材やらが重なって、かなりバタバタしていたこともあり、現実逃避の大掃除をしました。
その間、仕事の手は止まりますが、とにかく部屋を掃除したくてたまらなくなってしまった。
この際だからと、手を付けたのが本棚です。
入り切らない本がその辺に積み重なっていたので、思い切って処分することにしました。
処分対象になるのはこちら↓
- 取材の資料用に買った書籍
- 見本でもらった本屋雑誌
- 何年も読んでいない漫画
です。
特に、①と②に関しては、放っておくとあっという間に溜まっていきます。
必要な部分はスキャニングして、あとは処分することにしました。
困るのは③です。
「もう読まない」と決めても、うしろ髪ひかれてしまうのが漫画。
全巻揃っているものに関しては、なかなか手放せません。
そして掃除中に漫画が出てくると、結局読んでしまって掃除進まない現象も起きます。
今回掃除を中断した原因になったのは、河原和音先生の『高校デビュー』です。
読んだきっかけは忘れてしまいましたが、7,8年前に全巻大人買いした記憶があります。
それくらいハマりました。
河原和音先生の作品にスポットを当てた記事も過去に書いていました。
映画『俺物語!!』の原作者・河原和音が、ヒット作を連発し続けるワケとは!?
やっぱりヒットメーカーなだけあって、何年経っても、何度読み返しても面白い。
『青空エール』も『俺物語!!』も『素敵な彼氏』も好きですが、個人的に1番はやっぱり『高校デビュー』かなと思います。
なんでだろう?? と振り返ると、私の遺伝子に『イタズラなkiss』が組み込まれているからなんだと気づきました。
両者とも、「明るく元気だけど極めてドジなヒロインと、クールイケメン」のラブコメディということで設定も似ています。
河原和音先生も多田かおる先生も、極めてドジなヒロインを描くのが本当にうまいので、読者は応援せずにはいられません。
そんなわけで、結局漫画は一冊も売ることができませんでした。もちろん『高校デビュー』は全巻手元に置いておきます。
本は減らないし、仕事も終わっていないので、大掃除の意味はまったくなかったのですが、10月末の大掃除までには新しい本棚を買いたいなと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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