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- 『だんドーン』27話〜新章に突入するんですよね?〜
『だんドーン』27話が公開されました。
水戸・薩摩の浪士18人が、愛宕神社に集合。
例のめちゃくちゃ急な階段が登場しました。江戸時代からあの階段があったのだと思うと、感慨深いですね。
いよいよ井伊直弼を襲撃する時がやってきました。
井伊直弼が、彦根藩邸から桜田門外までを移動する間に、急襲する作戦のようです。
重症を負った場合の措置や、逃げる場所の確認など、いろいろ決め事があります。
一方、彦根藩邸で待機する、タカ様たち。
犬丸が最後の最後に教えてくれた討ち入り計画を信じ、水戸と薩摩の浪士たちが攻めてくるのを待ち構えています。
すると、思いがけず川路が登場。こんな普通に再会するなんて。
そして、みんなが気になっていた、「犬丸が最期に仕事を果たした証しである」という言葉の意味が、ここでようやく判明します。
犬丸がタカ様に伝えたのは、「彦根藩邸への討ち入り計画」。
君らは犬丸から嘘の情報をつかまされたんだよ、と。
うん。
えっ???
ど、どういうこと、よくわからないと思ってたら、タカ様が要約してくれました。
つまり、タカ様たちが犬丸から聞いていた藩邸への「討ち入り」は嘘の計画で、本当は井伊直弼の行列を「襲撃」する計画だったということです。
てっきり、討ち入りだと思っていたタカ様たち。まんまと、桜田門とは真逆の、細川邸の警備に守備を全振りしてしまいました。失敗。
先々週くらいから「討ち入り」の文字は出ていたけど、こんなミスリードとは思わなかった。これ、気づけた人いるんですか? 私はまったくわかりませんでした。
犬丸が最後に裏切ったのは、タカ様の糞みたいな組織づくりのせいだと、痛烈に批判する川路。今そんなこと言ったら、殺されてしまうのでは……。
でも、川路に構っている暇はないので、すぐ桜田門へと向かうタカ様。
しかし、もはや間に合わない。そのとき桜田門ではすでに襲撃が始まっていました。
川路の作戦通り、井伊直弼の行列は、守備がガラ空き状態。井伊直弼が乗った籠は、鉄砲で撃ち抜かれてしまいます。
ここで驚いたのが、そのときの効果音が、「だん(銃撃)」「ドーン(多分籠が落ちた音)」だったことです。
まさかの、タイトル回収。
あれ、でもタイトル回収はたしか、最後のほうに明らかになると連載前のインタビューで言ってなかったか?
でもタイトルと同じフォント使ってるから、やっぱりこれがタイトル回収ということ?
だんドーン終わっちゃうんですか? まだ始まったばかりですよね?
でも井伊直弼が討たれたら、多分タカ様も死ぬし、そうなったらこの物語はどこに進んでいくんだ? 川路が近代警察の父になるんだっけ? あれ?
急にタイトル回収が出てきて、とにかく驚いた回でした。
サブタイトルは『桜田門外の変開始』だったので、きっとこのあと新章に入るのかな。
ドキドキ。とりあえず、見守りたいと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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