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- 『J⇔M(ジェイエム)』2巻〜ダメな大人描くの上手いな〜
『J⇔M(ジェイエム)』の最新刊2巻が発売されていました。
途中まで、「いつ女子高生は出てくるんだ?」と思っていたら、それは『女子高生除霊師アカネ!』のほうでした。作者が同じなので、ごっちゃになっていました。
『J⇔M』は、ハードボイルドに憧れる殺し屋と、女子小学生の中身が入れ替わってしまうというファンタスティック・コメディです。
『J⇔M ジェイエム』〜大人と子どもの組み合わせ描かせたら右に出る者はいない〜
久々に読んだので、一巻の設定をやや忘れていました。
頭をごっつんこさせたことによって、入れ替わってしまったんですね。
2巻でも相変わらず、入れ替わりの生活を送る二人。
元に戻るためのアクションは特に起こさず。自分に置き換えたら気が狂いそうな気がしますが、順応性の高いJとMは、それぞれの生活をそれなりに送っています。
バレない程度に殺しの仕事をして、バレない程度に、学校に通う。
殺し屋パートも好きですが、やっぱり小学校パートのほうが面白いよな。もっとMの姿をしたJが、小学校に通う姿を見たいです。
そして今回は、マリーちゃんという女の殺し屋が、新たに登場しました。
色気を使って男を毒殺する悪女ですが、中身がMのJには通用しません。『ヒナまつり』の詩子さんを思い出しました。最初は普通の大人の女性だったのに、だんだんとダメな大人代表になってしまった詩子さん。
ダメな女キャラ描くのが上手いな、大武先生。
2巻も面白かったです。
ちなみに『女子高生除霊師アカネ!』の2巻は発売未定。いつ出るのかな。こちらも楽しみです。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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