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- 【文章のお悩み⑦】書いていい言葉、いけない言葉の今
仕事でいろいろ書いていると、「この表現はいまどきOKなのか?」と疑問を感じることがあります。
10年前に考えた雑誌の企画案を見ると、今なら絶対に没だなというものもたくさんあります。
OKな表現・NGな表現は、時代によって刻々と変わっているということを、実感します。
私はライターなので、文章表現は常にアップデートしなくてはいけない立場ですが、この情報過多な現代社会で一体何を信じればいいんだと思うことも少なくありません。
でも大丈夫です。そんなときは、そういう情報を集めた本を読めばいいのです。昨年開催した「ギリギリライター勉強会」ではこちらの本を紹介しました。
『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』
帯にも大きく書いてありますが、その昔「美しすぎる◯◯」という言い回しが世の中でブームだった時期がありました。2010年代くらいだったと思います。
今書いたら、いろんなところからツッコまれそうです。
それがなぜダメな表現なのか、どうやって変わってきたのかを、こちらの本で解説してくれています。
たとえば、
「女性ならではの気配り」
「薄着の季節だから痴漢に注意」
「入籍」
などなど、なんとなく聞いてきた言葉も、今の時代では「ちょっとおかしいよね?」と思うべき表現だったりします。
私自身、まだまだアップデートの最中ですが、このような使い古された言い回しに「ちょっと、おかしくない?」と気付けるかどうかは、とても大事なことだと思います。
大人はもちろん、子供も、きちんと向き合っていくべき課題ではないでしょうか。
中野区ミライ★ライター倶楽部では、そんな「書いていいこと・悪いこと」にも触れたいと思っています。
【中野区ミライ★ライター倶楽部】
対象:中野区在住の小学校5、6年生
参加費:無料
講座日:11月2日(土)、9日(土)、23日(土)、30日(土)各回10時〜12時。
※このほか課外活動日が1日あります。日時調整中。
お申し込み、お問い合わせ↓info@nagatake-nobound.com
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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