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かくれ鬼の家からの脱出②〜スタート前のトラブル〜

2024.12.15

かくれ鬼の家からの脱出①〜あの子を助けたかったんじゃ〜

当日は、天気も良く、絶好の脱出ゲーム日和。
久々に来た浅草は、観光客で賑わっています。

1年ぶりに会うメンバーたちは、みんな元気そうでした。
私は気合いを入れて、ジャージです。
徒歩5分くらいのところから来たような装いでしたが、ちゃんと電車に乗って来ました。

コスモスがへそを出していたのと、小暮先輩がスカートで来たことに、少し不安を覚えました。
それでちゃんと隠れ鬼から逃げることができるのか???

リーダーと不動明子さんが、吉沢亮のアクリルスタンドで騒いだのを見届けたら、GOです。

トイレの水が流れない

目的地までは、東京メトロ銀座線の浅草駅 4番出口を出て、5分ほど歩きます。
隅田川を超えると、もうすぐです。

ビルの1階が受付です。
こんな感じで、突然現れます。

1階で受付を済ませたら、奥にあるロッカーへ荷物を収納。
スタートまで時間があるので、ここで一旦待ちます。ヒーターがあるので温かいです。

受付の奥にトイレがあるので、順番に入ります。
私も入ったのですが、嘘だろ? 水が流れない。

外出先のトイレで水が流れないことほど、怖いことはない。
何度もレバーを押すけど、流れない。
観念した私はドアを開けて、「すみませ〜ん」と何度も叫びました。

近くにいたスタッフの方が、気づいてくださり、「水が流れません」と伝えると、
「強くレバーを押すと、流れませんか?」と言われました。

流れました。
普通に流れました。ちょっとだけ恥をかいたけど、流れないよりはずっとマシでした。

土足厳禁と言われているのに

時間になったので、いよいよスタートです。
受付の奥の扉を開けると、ブキミな階段が2階へと続きます。
勇敢なところを見せたかった私は、誰よりも先に階段を登っていきました。


外が明るかったせいもあり、暗い室内は全然見えません。
狭い階段を上がると、スタッフのお姉さんから「ここからは土足厳禁なので、靴を脱いでください」と指示が入ります。

言われた通り、靴を脱ぎ、暗い小部屋に順番に入っていきます。
するとお姉さんから、「あ、ここは土足厳禁です!」と再び、声をかけられました。

え、誰? と思ったらなんと、私でした。

「それは私の靴なので……」
スリッパだと思って履いたのが、お姉さんのクロックスでした。
自分が思っている以上に緊張状態であることがわかりました。

これはデカいヤマだぜ……

靴を脱ぎ、準備万端の我々に、お姉さんから注意事項が伝えられます。
お化け役に手を出さない、指示には必ず従う、など、基本的なことですが、10個くらいありました。
参加する人もいろいろだから、ルールも増えていくんだろうなぁ。

ストーリーとしては、捜査員となった我々が、幽霊屋敷のナゾを解くのですが、そのへんの筋書きはそんなに重要ではないようです。

前回の咽び家は、スタッフの方が不動産屋に扮してくれるなど、設定に忠実に始まりましたが、今回は特にそういうのはありませんでした。なので、「デカいヤマだぜ……」と言うことくらいしかできません。もっとのめり込ませてくれ、とアンケートには書きたいです。

次回、いよいよ本編です。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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