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方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜丸見えだけどセーフ〜

2025.05.16

※ネタバレしてないけど、これから行く方は読まないほうがいいです。

第一話、第二話はこちら↓

方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜遊びに行くんじゃねえぞ〜

方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』第二章〜絶対やってはいけないNG行為〜

【前回までのあらすじ】
ゲーム序盤で、不動さんがとても大事なアイテムを見つけたのに、ぶんどった挙げ句、全員に共有することなく、せしめてしまった私。その事実をメンバーたちは知らないまま、ゲームは進んでいく。

慣れって恐ろしい

さて、脱出ゲームにおいて、アイテムの共有は、絶対守るべき鉄則です。

アイテムを共有しないと、解決すべき謎をクリアできません。当たり前です。
私がせしめたアイテムは、今回のゲームにおいて、最大の手がかりでもありました。
もしこれが、リーダーの手に渡っていたら、すみやかに解決できたはずなのに、それができなかったのです。本当に足を引っ張ってしまいました。

ただ、その場では誰もそんなことになっているなんて知らないので、ゲームはそのまま続いていきます。殺人鬼も、やたら出てきます。

そうなんです。第一章よりも、なんだか殺人鬼の登場回数が多かった気がしました。
私は誰よりも回避ポイントの近くにいたので、今回一度も捕らわれることはありませんでしたが、みんなは恐怖に慣れていたため、結構捕まっていました。

前回は、誰かが捕まったらすぐさま助けに行ったのに、今回はしばらく、誰も助けに行かない(忘れてた)という場面もあり、本当に慣れって恐ろしいなと思いました。

当たり判定のラインがわからない

ただ、一度だけ絶体絶命の場面もありました。

室内を散策していたところ、殺人鬼が登場。
一番近くにいた不動さんが、すぐに見つかってしまいました。
「ああ、だめだぁ」
みたいなことを言って、どこかに連れて行かれてしまいました。

このとき、すぐ後ろに私とリーダーがいたのですが、不動さんが縦になってくれたおかげで、セーフ。

しかし、また殺人鬼が戻ってきます。

慌てて、前回と同じところに隠れました。

この記事の後半ですね。

前回は下半身丸出しの状態で隠れて、アウトでしたが、
今回は、全部丸見えの状態で、棚の中にいました。
扉が閉まらないので、どこも隠れていないけど、とにかく棚の中に収まっていたのです。

「これはアウトだな」と、心の中で覚悟していましたが、なんとセーフ。

殺人鬼はブツブツと何か言って、どこかへ去ってしまいました。

当たり判定のラインがわかりません。
丸見えでも、棚の中に全身が入っていれば大丈夫ということなのでしょうか?

そんなことをしているうちに、段々と残り時間が少なくなっていきます。
最終的には、リーダーとコスモスが、殺人鬼を無視して作業を進めるという暴挙にも出ましたが、あえなく時間切れ。クリアーならずでした。

タイムオーバーと聞いたときは、心から悔しかったです。
そのときはまさか、自分に責任があるとは思っていなかったので……。

リーダーの「このタイプの謎解きで、クリアできなかったのはじめて」という言葉が忘れられません。

その後、近くのファミレスで反省会。
ちなみに、そこでの会話で、私が大事なアイテムをせしめたという事実が公になりました

誰かの、「そういえば、あの謎はどういう意味だったんだろうね?」という問いに対して、私が「あれは◯◯をすればよかったんだよ!」と答えたことでわかりました。

不動さんが、「あのとき、リーダーにアイテムを渡そうと思ったのに、中村が横から持っていった」と証言したので、ちょっとだけ揉めました。

どっちがより悪いのか? といったら、6:4で私が悪いのかな……。

でも、クリアできなくても、本当に面白かったです。
刺激的でした。
そして、次は絶対にクリアできるように、この日手に入れた情報はメモにして共有しました。

リベンジは今年の秋の予定です。

まだまだだなーと言いながら、あっという間に秋になっちゃうんだろうな。

楽しみです。みんなごめん。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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