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- 凶遡 咽び家〜浜松町のお化け屋敷〜①


過去、方南町のお化け屋敷についての記事を書きました。
こちらは方南町ですが、同じシリーズのお化け屋敷が浜松町にあります。
それが、「凶遡 咽び家」です。
前回、方南町のお化け屋敷を終えた際に、スタッフの方から、「浜松町のお化け屋敷は敷地がこの3倍あって、めちゃくちゃ怖いです」という話を聞いていました。
この日、なんの役にも立てず、みんなの足を引っ張ってしまったふがいない自分を変えるため、私はこの浜松町のお化け屋敷に挑戦することにしたのです。
同行してくれたのは、地元の友人・HARUKAさんです。
じつはHARUKAさんは、最初、方南町のお化け屋敷に一緒に行こうと誘ったのですが、丸一日返事を待った結果、「やっぱり怖いから無理」と逃げた臆病なチキン野郎です。
お化け屋敷が怖いのは当たり前なのに、一体何を言っているのか?
でも、結果的に方南町へはベストメンバーで行くことができたので、HARUKAさんは来なくて正解だったなと思っています。
そんなHARUKAさんを今回は誘いました。
恐怖と、そして自分としっかり向き合ってほしかったからです。
すると、思いがけずHARUKAさんからは「面白そう!」という前向きな返事が。
時間が経ち、いろいろ忘れてお化け屋敷への恐怖心が薄まったのかもしれません。
この勢いを逃してはならないと、そのまま一気に予約しました。
そして迎えた当日。

直前になってまた日和りだしましたが、ドタキャンすることは許しません。
ちなみに今回我々は、2人で予約しました。
この時間帯、すでに4つの予約枠は埋まっていたので、他のグループと合同という形です。
待ち合わせは、とある公園。
早めについた私たちは、ベンチに座って待っていました。
周りには、ちらほら休憩する人の姿が。
スーツ姿のサラリーマン、ゆるふわ系の可愛いらしい女性、ニッカボッカを履いた作業員、普通のおじいさん……
「仮にもしこのメンバーだったら、ものすごい強そう」という話をしていました。
とはいえ、絶対にこのメンバーじゃないだろうということは、なんとなくわかりました。
どう見てもお化け屋敷行く格好じゃないし。特にゆるふわの可愛いらしい女性は、ヒールの靴だったので、それじゃ走れないよね、と。
そして、いよいよ待ち合わせ時間!
スタッフのお姉さんがいたので、参加を伝えます。
同行するメンバーを待ちます。
が、誰も来ない!!!
え!?!
あと4人いるはずなのに。もしかして今この公園にいる誰かか? と思って見渡しても、ゆるふわの女性と普通のおじいさんしかいません。
スタッフのお姉さんが慌てた様子で電話をします。
どうやら、集合場所を間違えてしまったようです。
似たような目印がある場所がほかにもあり、そこと勘違いしてしまったようです。
電話越しに、スタッフのお姉さんが道案内をしますが、なかなか伝わらない様子。
10分ほど経ったでしょうか。
迷子になっていたメンバーが、やっと到着しました。
すると、さっきまでこの公園にいた、ゆるふわの可愛らしい女性が一緒にいるではありませんか。
なんと、迷子メンバーと同じグループだったのです。
いつの間に、迎えに行ってたのか?
それにしても、まさかヒールのついた靴で参加するとは持っていませんでした。
というのも、私もHARUKAさんも、この日は黒ブルゾンにデニムの受け子スタイル。
足元はもちろんスニーカーで、汚れること、転げ回ることも想定したファッションです。
なお、ゆるふわの女性チームは、ほかにロックな女性、そして男性2人の4人組でした。
4人全員がお友達みたいです。
とりあえず、そんな感じで、メンバーが集合しました。
どうなるお化け屋敷!!?!? つづく!!!!!


中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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