- HOME
- 『チェンソーマン第二部』〜コラボカフェの思い出〜
私は思っていません。同僚が言ったんです。
『チェンソーマン』の第二部がいよいよ始まりましたね。今週2話目が配信されています。チェンソーマンといえば、昔ダ・ヴィンチWEBで書いたこの記事が、結構長いことランクインしていました。
『ジャンプ』で連載中!『チェンソーマン』デンジの“主人公感”は、一体なんなのか?
特に作品を深堀りすることもなく、デンジくんのキャラクター像に触れただけの内容なのに、なんでこんなに読まれるんだろうと思っていましたが、当時はまだチェンソーマンの本編以外の供給が少なくて、ファンがとにかくネット上に上がっている記事を探しまくっていたのだと推測します。
でも今読むとめちゃくちゃ短い記事でびっくりしました。もっと長く書けばよかった。最初に配信された日付を調べると、2019年10月でした。3年前って思ったより最近ですね。連載期間が2019年1月〜2021年2月までだったので、本当にあっという間に終わったのだと改めて思います。しかしあの第一部をたった2年でうまくまとめるって、藤本先生は本当に天才ですね。
さて、待望の第二部ですが、すでに安定の面白さなのは、今更言うまでもありません。予告時点で、主人公交代なの? しかも女の子か、デンジ君出ないんかいなどと、いろいろ思うところがあったはずなのに、蓋を開けてみれば、満足度100%出してくる藤本先生は、やはり天才&天才だなと思いました。
2話の時点でデンジ君はまだ登場していませんが、代わりに吉田を出してくれたことには御礼を言いたいです。大きなコマ使って少女漫画ばりの登場をかましてくれましたが、来週死んでてもおかしくないのがチェンソーマンの面白いところです。
さすがにそんなハイスピードで退場はないと信じていますが…信じています。岸辺隊長もきっと生きてて再登場してくれると信じています。
ヒロイン?の三鷹ちゃんも、陰の者感が溢れ出ていて良いです。チェンソーマンに限らず、藤本先生の描く漫画は、基本陰の者しか出てきません。ウェイ系の人物が恐らく苦手か、嫌いなのでしょう。デンジ君は比較的陽気なキャラでしたが、彼は子供なのでウェイとはまた違うイメージです。もし三鷹ちゃんがサウザンドサニー号に乗ったら、馴染めないまま数分で船を降りているのが想像できます。そういえば男性キャラはまだしも、女性キャラではまともな人が一度も登場していませんんね。あえて言い切ります。出ていません。そのあたりも、作者の魂の形を感じられて良いです。
女性キャラの造型について、同僚がこんなことを言っていました。
藤本先生はきっと学生時代…普通の女子高生は…先生とデキてるんだって…思ってたんだね…
私は藤本先生がそんな風に思っているなんて思っていません。同僚が言ってました。コケピーはもう出ないのでしょうか。死んでしまったのかな。可哀想に…。続きが楽しみです。
アニメイトのコラボカフェ
ところで、チェンソーマンはこれまでオフラインでのイベントを何回か開催しています。
チェンソーマンカフェとか、原画展とかですね。私はいずれも行ってきたのですが、思い出深いのは、アニメイトとのコラボカフェです。2021年3月に開催されました。コロナ禍だったため、直前までどうなるか危うい状況でしたが、なんとか開催してくれました。
が、やはり世の中がそんな事態なので、狭い店内で長時間滞在することは許されません。
なので、店内飲食が禁止でした。テイクアウトオンリーです。カウンターでメニューを注文したら、提供されたフードやドリンクを持って、外へ出ます。といってもテラス席などが用意されてるわけではないので、そのへんで立ち食いか、どこか座れるところを探し回るしかありません。夜の池袋で友人と二人、ドリンクを持って彷徨いました。よく見ると、同じようにウロウロしている人の姿が見えます。みんな座れるところを探している。
結局、歩いて数分のところにあった、公園? みたいなところの茂みの中の段差に座って食べました。そのとき注文したのがこちらです。
暗闇の中食べても味は変わりません。ちゃんと総額1400円の味がしました。全然高くないです。そう思いながら食べるんだ。またコラボカフェあったらぜひ行きたいと思っています。
今度はきっと店内に滞在できるはず。信じています。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
コメントを残す