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- 劇団☆新感線『天號星』後編〜トイレ問題&帰り導線問題〜
2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』後編です。
「ミラノ座トイレ問題」と「ミラノ座帰り導線問題」に関するシェアです。
『天號星』の感想は前編でどうぞ。
トイレはどうしたって混む
松尾スズキさんによると「20分休憩があれば、なんだかんだトイレはみんな行ける」とのことで、たしかにどの劇場、公演でも、大体なんとかなります。
しかし、今回のミラノ座で私ははじめて「二幕に間に合わないのでは??」というドキドキトイレを体験しました。
ミラノ座は、1階席、2階席、3階席に分かれています(建物でいうと6〜8Fフロア)。
そのうちトイレがあるのは1階席と2階席。
休憩に入るとすぐ、みんな一斉に席を立ってトイレに駆け込みます。
私は一階席だったのですが、トイレの場所がわからず、気づけば2階のトイレの列に並んでいました。もちろんこの時点ではまだ大行列。先は長いです。
まだ時間はある。焦るこたぁない。
と、のんびり構えていたのですが、本当に先が長くて、全然トイレまで遠い。
そうこうしているうちに休憩時間は残り10分を切ってしまいました。すると劇場スタッフの方から「1階トイレの列が若干短いです」というアナウンスが。
「若干? どの程度だ? ここを離れるべきか?」と、1、2秒考えてしまったおかげで、出遅れてしまいました。すでに何人かがファーっと1階へ移動している。
やや遅れを取りつつ、私もファーっと1階へ移動する。
でもまだすごい行列。しかも、私の後ろにはもう誰も並ばない。本当の最後です。
再びスタッフの方から「開演まで残り5分です」というアナウンスが入ります。
でもまだ列は続いている。でもここまで来たらもう引き返すことはできないと考え、とにかく並び続けました。
結局、席に戻ったのは開演2分前。本当にギリギリでした。
私が列の最後だったので、多分全員間に合ったはず。あるいは、並ぶのを諦めた人もいるかもしれません。
「20分休憩があれば、なんだかんだトイレはみんな行ける」(by松尾スズキさん)がまさに体現されたわけですが、ギリギリすぎるのも考えものです。
劇場に限らず、イベントや公演も、女子トイレ間に合わない問題は永久にあります。
令和になった現在も「これ!」という解決方法はありません。トイレ増やしても多分並ぶ。
ミラノ座に関してはもともとトイレの個数が少ないけれども。敷地面積が狭いからな。BARいらないからトイレ増やしてほしかったと思ってるのは私だけじゃないはず。
『ハリーポッター』を公演している赤坂ACTシアターは休憩時、会場を出た瞬間からトイレの誘導スタッフがいて、導線を確保してくれます。そのおかげか混雑が緩和されてたような。トイレ迷子も混雑の原因なのでしょうか?
↑※公開時、別の会場を書いてましたが、正解は赤坂ACTシアターでした。
このへん、なんか詳しい人に取材してみたいです。トイレ行列問題専門家の方とかいますかね? 探してみようと思います。
L1扉を出ると魔法の通路が現れる
もう一つピックアップしたいのが、ミラノ座帰宅難民問題です。
ミラノ座は歌舞伎町タワーの6階にあります。エスカレーターは幅が狭いので、帰りは時間差退場です。なので、終わったら一刻も早く退場したいと思ってる人には不向きな劇場。
前回のエヴァンゲリオンの際には、誘導されるがまま、エスカレーターの列へと並びました、が、時間差といってもみんなエスカレーターに乗るので人混みがすごい。
タワーを脱出するには2階から出て、階段を使って外に降ります。2階は飲食エリアなのでもともと混んでる。そこに退場者が出てくるので倍混む。
歌舞伎町タワー2階の「カブキhall」はこんな感じで
祭りをイメージしているそうですが、本当に祭りかな? ってくらい混んでる。
今回も混むのかな〜と思っていたのですが、L1扉から出ると、すぐに階段へのルートを発見しました。「階段もご利用ください」と案内もある。
調べたところ、終演後に臨時で開く魔法の通路らしいです。(本当か?)
そこで階段をゆくと、全然人がいない。私含めて3人が下へ下へとくだっていく。
6階から2階なのでまぁ結構グルグル下りますが、激混みエスカレーターよりは全然快適です。
結果、3分もかからず外へ脱出できました。
出口も正面ゲートではなく、西武新宿駅側の普通の鉄の扉を使って出るので人がいない。
というわけで、ミラノ座出るときは断然階段がおすすめです。
それにしても、やっぱり狭いしゴミゴミしている歌舞伎町タワー。
場所的に仕方ないのでしょうけど、苦手な人は苦手だろうな。
歌舞伎町という街の雰囲気込みで、楽しめる人は向いてるなって思います。
まとめると、トイレはどうしたって混む・帰りはL1扉から出ろ、ということでした。
次は、カブキhallに行って祭り気分を楽しんでみたいと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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