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- 『だんドーン』第14話〜「!」はいらない〜
つい今この瞬間まで『だんドーン!』だと思ってたら、『だんドーン』が正解でした。
なんでもかんでもエクスクラメーションマークつければいいってものではない。
※激しくネタバレしています。
14話が公開されました。
井伊直弼をボコボコにする作戦、「戊午の密勅」がいよいよ始動です。
具体的には、「天皇からの命令を、幕府を無視して水戸藩を皮切りに各藩に拡散させる」というものだと私は理解しました。半分くらいは合ってるはずです。
この天皇の命令=勅というのが、島津斉彬の悲願だった「公武合体」。幕府と朝廷で力を合わせて政治をしていこうというもの。
ふと思ったのですが、今の時点で薩摩藩が勅を用意できるなら、最初から勅でなんとかすればよかったのでは?? そういう問題でもないのか? この時代のパワーバランスがよくわかりません。
とにかく、幕府にとって、勅が自分たちをスルーして各藩に先に出回るのはとんだ赤っ恥だそうで、井伊直弼は真っ赤になって政治ができなくなるという狙いでした。
ただ、これを水戸藩に持っていくのが、井伊直弼サイドにバレると、一網打尽にされてしまいます。なので手分けしてコソコソ持っていくことに。
ここで第三話で登場した四ツ目屋の店長さんが、再登場します。
卑猥な玩具を売っていたお店の人です。
私てっきりこの店長さんは女性だと思っていたのですが、なんと作蔵さんという名の男性でした。
一人称なかったし、麗しいからてっきり女性かと……。
ともかく、四ツ目屋さんに協力してもらって、勅を水戸藩まで運ぼうというのが川路の作戦です。
無事に勅を水戸藩まで運べるのか? どうなのか? というところで終わり。
20ページの中で、新キャラ登場して、ガンガン話が進んで、歴史上のあれこれもわかりやすく解釈させてと、さすが泰三子先生、構成力の鬼ですね。
次回も楽しみに待機します。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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