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Netflix『ラブデッドライン』10話〜イベントを増やしてほしい〜

2024.02.15

『ラブデッドライン』10話。とうとう最終回です。

心もとないメンバーたち

唐突に帰ることになったフミくん。合流して3日くらいしか経っていないのでは?
せっかくシンガポールまで来て、ほぼとんぼ返り。しかしその短期間でプロポーズしてほしい女性を見つけるあたり、相当仕事のデキる男です。

期限の朝、フミくんはアンナが来てくれるのを待ちます。が、結局アンナが来ることはありませんでした。なんせ3日(多分)だからな。それは無理だよな。お疲れ様でしたフミくん。

アンナを狙っていたケイジロウはホッ。

ところが、そんなアンナが気になっているのは、じつは格闘家ユウシ。えっ!!!
そんなタイミングありましたか? 

これでユウシは、アンナ、ソラ、サユの3人から想いを寄せられることになりました。
つまり残っている女性メンバー全員ということです。えっ!!!

というか、残っている男性メンバーがユウシとケイジロウだけって、相当心もとないような……。もう少しどうにかならなかったのか。

そこは突っ込んでほしかった

その後、豪華客船の中でランチだかディナーを楽しむメンバーたち。

子供を3歳くらいまで育てる間に、ベビーシッターを使いたいかどうかのディスカッションです。まっさきにベビーシッターを使いたいと答えたソラ。結婚に対して独自の、しかもしっかりとした考えを持っているようです。

一方ユウシは、子供に対してはマインドの教育を小さいときからしたいと。

ただ、「女性に子育ての大変な部分はやってもらいたいって思っちゃってる」らしいです。えっ??? いまだにこういう価値観の人がいることに驚きます。たくさんいるんだろうけど。情報が行き届いてないのかな? でも人それぞれの価値観なので、否定すべきではないのでしょうか。
でもそのわりには、子供欲しいって言うユウシが、ちょっと理解できませんでした。

こういうとき、スタジオメンバーに突っ込んでほしいけど、昨今の事情的に、毒づくのがNGなのでしょう。ユウシの発言には一切触れることなくスルー。煽るのはよくないけど、この発言スルーするのもどうなんだろう???

そして、やってきたデートチャンスです。

まずはユウシとアンナ。
ユウシはソラとずっと一緒にいたけれど結婚観は合っていないと思っている様子。アンナのことも気になってるそうで。結婚観について真剣に話し合っていましたが、概念というか、絵空事のようであんまりピンときませんでした。でもユウシに対して、アンナはわりと好評価みたいです。

次のデートはサユとユウシ。あれ、全員めぐる感じですね?
サユは前回、ユウシから手厳しいこと言われていましたが、くじけずに想い続けているようです。でもあんまり刺さってなかった。多分サユはないんだろうな。

そしてアンナとケイジロウのデートです。
アンナに気持ちを伝え続けるケイジロウ。アンナは終始浮かない顔で、この時間が早く終わってほしそう。見てられない。

続いてソラとユウシのデートです。大本命ですね。
お互いの結婚観をすり合わせます。しかしソラから、「そんなに私のこと好きじゃなさそう」と突っ込まれてしまいます。ユウシもソラとの結婚のイメージが沸かないとぶっちゃける。でしょうね。
ここに来て、噛み合わない二人。そのまま終わってしまいました。

女性全員から想われているので仕方ないとは言え、ユウシがめっちゃフォーカスされている。まさかの主人公ユウシ。

残りのメンバーはどうすればいいのか

そして、またしてもデートチャレンジ。ん? どういうルール? これが本当の最後なのかな?

マッチングしたのはソラとユウシでした。アンナかと思いきや、やっぱりソラ。
ユウシが好きなのはソラだと、はっきり確信したようです。

こうなったらもう、残りのメンバー不要なのでは……? メンバーも少ないし、見届けるカップルが一組しかいないので、あとはソラとユウシのデートを見守るくらいしかやることがありません。

しかも、どちらも途中参加メンバーなので、正直そんなに思い入れがない。結婚について、みたび話し合いを重ねていましたが、どこまでもソラが独特の結婚観なので、折り合わない。

そんなことをしてたらあっという間に旅の期限。

もちろんケイジロウのもとにアンナが来ることはないので、あっさり終了していました。

残すは、ユウシの元にソラがプロポーズに来るかどうか。

来ませんでした。

でしょうねとしか……。

これで来ても、絶対に結婚にはならないだろうし。

サユとアンナは、最後どちらも見どころなく終わってしまった。

最後に番組のテーマとして「大事な人が明日いなくなるとしたら決断できますか?」というテロップが流れましたが、大事な人生まれるくらいのイベントあったかな? 
時間もないし、チャレンジもいまいちパッとしないしで、やや消化不良の終わりでした。

とはいえ、今回唯一成立したノナ&ケイちゃんカップルが、同棲して婚約までしていたのは、純粋にめでたいことだなと思いました。
ケイちゃんがはっきりと「結婚しますよ」と言っていたのは、格好良かったです。1月末にはということでしたが、2月中旬現在、結婚報告はないようです。そのうちさらっと報告してくれることを信じます。

なんとなく見始めた『ラブデッドライン』でしたが、思いがけない終わり方でした。

シーズン2があるなら、もう少し結婚を意識できるようなイベントを盛りだくさんにしてほしいです。

でも面白かったです。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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