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ミュージカル『スウィーニー・トッド』前編〜2007年の初演時を振り返ってみる〜

2024.03.18

『スウィーニー・トッド』を観に、池袋のブリリアホールに行ってきました。

2007年の初演を振り返ってみる

ブリリアホールは去年、吾郎さんの『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男』を観に行って以来です。

そして、『スウィーニー・トッド』自体は、2007年の初演以来の観劇です。高校生くらいのとき? 当時、大竹しのぶさんがミュージカルに初主演するというのが話題でした。しかも、血なまぐさい物語らしい。これ観に行かねば! と思ってチケットを取ったのです。

調べてみると、日生劇場での上演でした。初演時のキャストはこちら↓

個人的にこの作品が好きなのもあるのですが、このキャストがとても良かったのを覚えています。

まず、大竹しのぶさんの歌がうまくてびっくりした。当時歌のイメージ全然なかったのでどんなもんかと思ってたら、めっちゃ上手かった。役者さんて、なんで歌の上手い人が多いんだろう??
市村正親さんの鬼気迫る歌と演技はすごかったし、顔色の悪い役がよく似合ってらっしゃいました。

そして乞食女のキムラ緑子さんがハマり役すぎた。ストーリーを理解できないで定評のあるこの私でも、しっかり内容を覚えているのは、キムラ緑子さんのおかげでといっても過言ではない。

また、城田優さんとソニンさんのすっとぼけカップルも初々しい感じが可愛くて、この2人を好きになったきっかけの作品でもあります。城田優が好青年だったなぁ。

トバイアスを演じた武田真治さんも良かった……。トバイアスは、大人たちに振り回される無知で貧乏な少年役で、当時若手イケメン俳優枠だった武田真治には似つかわしくなさそうですが、そんなこと全然なかった。ストーリーを理解できないで定評のあるこの私でも(2回目)、ラストシーンをいまだに覚えているのは、武田真治のおかげでといっても過言ではない。

あれから17年も経ってしまいました。

19世紀ロンドンにホラー作品が多いわけ

今回観に行こうと思ったのは偶然でした。チーム長竹のメンバーでありアドバイザーでもあるTAKAGIとミーティング中、「何か震え上がるような、恐怖の舞台を観に行きたい」という会話の中で、たまたま見つけたのが、『スウィーニー・トッド』だったのです。

「これ面白かったし、もう一回観に行きたいと思ってたんだよね!!」

即決でした。

ちなみに、6月にPARCO劇場で上演されるホラー作品『ウーマン・イン・ブラック』も観劇予定です。ロンドンを恐怖で震え上がらせたって本当だろうなぁ???

今気づきましたが、『スウィーニー・トッド』も『ウーマン・イン・ブラック』も19世紀のロンドンが舞台だ。『ジキル&ハイド』も19世紀。ホラー作品の当たり年(?)です。

なんてたって、切り裂きジャックが19世紀だからな。

その理由がちゃんとありました。18世紀の産業革命で大フィーバーとなったイギリスでしたが、一方で貧富の差も広がり、ロンドンのイーストエンドでは貧民街が形成。相当治安が悪かったようなので、いろんな“怪物”が生まれたというわけです。素敵なサイトが解説してくれていました。↓

暗くて恐ろしい? 誰にも知られたくなかったイギリスの闇

勉強になる\(^o^)/♪

セブンイレブンは近くにないから気をつけろ

で、今回もギリギリまで仕事をしていたので、出発が遅れました。ちなみにマチネ公演です。

毎回でうんざりするけど、説明させてください。

私はネットでチケットを購入するのですが、今回またしてもセブンイレブンでの発券。もう全部QRコードで統一してくれ。

事前に発券すればいい話ですが、後で後でと思ってたら、結局当日になってしまった。

駅の途中にあるセブンで発券すればいいかと思ったら、ちょうどお昼時でレジめっちゃ混んでる。

こんなときにチケットの発券やってたら、後ろの人を苛つかせてしまうかもしれない……そう思った私はこのセブンをスルー。これが間違いでした。

なんとこの日に限って山手線がめちゃくちゃ遅延している。

新宿駅のホームでは、山手線の中にすし詰めになっている。こんな中に特攻したくはない。

山手線を諦めて、別の路線を使うことにしましたが、どこに乗れば最短で池袋に着くのかわからない。ホームをうろうろしていたら、奇跡的に「池袋までお急ぎのお客さまはこちらにお乗りください」というアナウンスが。結局何線だったのかわかりませんでしたが、ラッキーなことに池袋まで最速で行くことができました。でもこういうことがあるから、やっぱり早めに出ておくにこしたことはない。

池袋駅に到着し、若干遭難。高校生の頃毎週通っていたというのに苦手です。

やっと出口を探し当て、ブリリアホールへ。

ここで、「セブンイレブンでチケット発券したいんだ勢」にTipsなのですが、ブリリアホールの近くにセブンイレブンはありません。四方をファミリーマートで固められています。

といっても、そんなに遠いわけでもなく、歩いて3分くらい。でもセブンイレブンを求めてるときって、今すぐ目の前に欲しいと思いますよね。そういう人は気をつけてください。

そんなわけで、ちょっと歩いてセブンイレブンに行ってやっと発券。
急いでブリリアホールまで戻り、なんとか15分前には到着しました。ε-(´∀`*)ホッ

ブリリアホールのトイレ事情

ブリリアホールのトイレ事情について前回触れていませんでした。

ブリリアホールは建物の4、6、7階にそれぞれロビーがあり、トイレは各階に設置されています。

各回全部、上手側にトイレがあるので、席から大急ぎでトイレ行かなきゃ!!! って人は扉を出たら一目散に左に行けば間違いないです。そこにトイレはあります。

数はそんなに多いわけではないので、休憩中はやっぱり長蛇の列です。

しかし、良かったのはトイレに劇場のスタッフさんが配置されていたことです。頻繁に
「休憩時間残り◯分です」
「お並びのお客様がいらっしゃるので、皆さんできるだけご協力ください」
的な声掛けを行ってくれます。この声掛けがあるのとないのとでは、トイレに入ってる方も並んでる方も、プレッシャーが全然違うと思う。

結局並びはしたものの、時間ギリギリになることなく、席に戻ることができました。

ありがとう、ブリリアホール。

長くなったので今回は、セブンイレブン発券事情とトイレ事情で終わりです。

本編の感想は後編に続きます。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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