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- 『人と違うことはいいこと』〜巻末のお手紙で驚いた〜
昨日、ちいめろさんのインタビューをお知らせしましたが、せっかくなので書籍の詳しい内容もご紹介したいと思います。
『人と違うことはいいこと』
タイトルと表紙を見ると、なにかポエム的なエッセイ本?? と思ってしまいそうですが、これも戦略だそうです。
子育て本なので、いろいろな世代の人に手に取ってもらうために、あえてこういうデザインにしたんだとか。
帯には、4歳の頃と、現在のりゅうちゃろ君のビフォーアフターが!!
アオリは、
「小学生ホスト・琉ちゃろ」で炎上してから10年!
10年!! 驚き!! つい昨日も10年ぶりの方とお会いして、「あれから10年!!」と話したばかりでした。光陰矢の如し……。
本のメインとなるのは、ちいめろさんが日々大切にしている子育て10ヶ条です。
上から目線で命令をしない
たっぷり褒める
否定しない
たくさん大好きと言う
ハグをたっぷりする
などなど。
加えて、昨日お知らせにも書いた、「金銭感覚を身に着けさせる」も10ヶ条の一つです。
勉強を見る際も、「やりなさい」で終わるのではなく、隣で一緒にやるというのも聞いて、すごいな〜と思いました。そうやって勉強を習慣化したことで、学年1位を取れるまでになったんですね。
ほかにも、子育てに悩むママたちへのメッセージでは、ちいめろさんならではの切り口が面白かったです。
ママも自由にしたらええ! という言葉も、ちいめろさんが言うと説得力があります。
個人的に一番印象に残っているのは、巻末にあるりゅうちゃろ君からママへのお手紙です。
なんと一人称が「私」。中学生の男の子が、お手紙を「私」で綴るとは、かなり珍しいのではないでしょうか。自分だったらない選択肢だった。
驚きとともに、圧倒的な礼儀正しさを感じました。
そんなサプライズも楽しめる一冊です。
子育て中の方、ぜひ読んでみてください。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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