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- Evernote日本法人解散〜インタビュー中ぶっ倒れそうになった思い出〜
先日、Evernoteの日本法人が解散したというニュースが流れました。
「Evernote」日本法人が解散 解散公告を掲載【追記あり】
日本法人は2010年に設立し、当初の日本のユーザー数は米国に次いで2番目に多かったそうです。
たしかにあの頃、ものすごい勢いで流行っていた印象があります。
Evernote使いこなし術みたいな分厚い本が、たくさん売られていたような。
私も流行りに乗ってすぐにインストールしました。しかし、メモアプリがそもそもなんなのかよくわからず、何が便利なのかまったく理解できなかったので、使うことはありませんでした。
が、あるビジネス媒体の取材で、Evernoteの日本法人を取材する機会をいただきました。2014年のことです。
そこでEvernoteの個人向けサービスのプレミアムモデルや、有料のEvernote Businessについて、当時の社長からいろいろとお話を伺うことができました。
Evernoteの使い方を、社長直々に教えてもらえたのはラッキーだったと思います。
レシピをメモしたり、健康診断の結果をまとめたり、
今でこそメモアプリにとっては当たり前の機能ですが、あの頃は(多分)まだ珍しく、「なんて使い勝手の良いアプリなんだ」と驚きました。
ただ、この取材で何よりも印象に残っているのは、Evernoteの話しではありません。一番強く覚えているのは、このインタビュー中、どんどん具合いが悪くてぶっ倒れそうになったことです。
最初のご挨拶のところまではとても元気だったのに、インタビューを開始してから10分後くらいに、「あれ? なんだか体調が悪いな?」と思い始め、その後みるみる体調は悪化していきました。
インタビュー中、100回くらい「すみません、ちょっと体調が悪いので退席させてください」と、言おうか迷いました。タイミングをずっと伺っていました。
が、ギリギリのところで持ちこたえ、なんとか1時間あまりの取材を終了。フラフラになりながら帰宅すると案の定、39℃の高熱でした。いまだに原因不明。
あとにも先にも、インタビュー中に発熱したのはこのときだけです。
なので、Evernoteの取材は、私にとってとても思い出深いのです。
あのあと、Evernoteの有料会員となり、長らく愛用していましたが、ここ数年のうちにどんどん改悪していったのは皆さんご存知のとおりです。
PCでもアプリでも動作が重く、機能も複雑化していったので、使うのを辞めてしまいました。
最近は無料会員はノートの追加もできなくなったそうで、ますます不便になったなと思っていましたが、解散したのは残念です。
その節はお世話になりました。
Evernoteに記録した思い出は大事にとっておこうと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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