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- 『犯人クン、何してんの?―探偵・鬼灯アロの事件簿―』〜ギャルマインド大事〜


ダ・ヴィンチWEBで新しい記事が公開されていました。うっかり忘れていました。
『犯人クン、何してんの?―探偵・鬼灯アロの事件簿―』という漫画です。
※激しくネタバレしています。
コミュ力・人脈・ノリで解決! 探偵志望の男子高校生×有能ギャルで、事件解決を目指すミステリ漫画

推理マンガは数多ありますが、こちらは主人公がギャルです。それも鬼のようなコミュ力を持ったギャル。その名も鬼灯アロ。誰とでもすぐ“ツレ”になれる特殊能力を持っています。
といっても彼女は一応助手というポジション。探偵役を務めるのは、推理小説マニアの赤岩五月です。
コミュ力ゼロでややポンコツだけど、洞察力に優れた赤岩と、超人的コミュ力を備えたアロが、力を合わせて事件を解決していくというストーリーです。
記事にも書きましたが、いわゆる「ミステリーあるある」を令和の若者風にアレンジしているのが、この作品の特徴だと思います。
あるとき、恋愛リアリティショーの撮影で島を訪れることになったアロと赤岩。そこで事件に巻き込まれます。ミステリーでよくある「陸の孤島(クローズドサークル)」です。
また、2巻では「見立て殺人」がテーマになっています。
わらべうたとか、童謡、マザーグースなどの歌詞に見立てて事件が起きるというものですが、『犯人クン〜』ではなんと、TikTokの歌に合わせて殺人が発生します。これはちょっと笑いました。
そんな感じで、令和のノリ的なミステリーが楽しめる作品です。
個人的にはギャルのアロよりも、陰な赤岩が隙です。


中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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