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- 『ブルーピリオド』10巻〜合格してからが本番なんです〜
ピークは大学合格までかなって
『ブルーピリオド』10巻が出ました。
大学入試編がすごく面白かったため、大学合格後の物語には正直そんなに興味がありませんでした。と思っていたのに、10巻は大学入試編と同じくらい面白かった。むしろ一番好きな巻かもしれない。まず表紙がいい。やとらのフレンズ。そんなに出番は多くないけど、なくてはならない人たちで、癒やされます。
世田介くんいいよ、すごくいいよ
内容は、大学入学してからモヤモヤを抱えていたやとらが、ようやく明るい希望を見出すという展開です。友人のよたすけくんをストーリーの主軸に置き、よたすけくんの葛藤を見せることで、間接的にやとらを成長させるという、主人公もサブキャラも魅力的に見える話になっていました。入学時に恐いと感じていたことも、自分としっかり向き合ったら、じつはたいしたことなかった、というのが感動的でした。
次巻では、やとらが誰かに教えるという次のフェーズに入っていくようですね。離脱しなくてよかった。今後も楽しみです。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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