• HOME
  • 『犬鳴村』〜そういえば呪われたことある〜

『犬鳴村』〜そういえば呪われたことある〜

2022.07.25

ハンチング帽の幽霊

夏なので、時間があればホラー作品を観てます。

その昔はホラー漫画もよく読んでいて、つい最近もダ・ヴィンチWEBでこんなのを書きました。

『ガラスの仮面』の美内すずえはホラーもすごい! 夏に読みたい、身の毛もよだつ傑作ホラー3選

2012年頃に発売していた『月刊ガラスの仮面』が好きで、毎号買っていました。そこに美内先生のホラー作品もたまに収録されていて、上記3作品もそのとき出会いました。

良作のホラーは、普通の作品よりも記憶に残りやすい気がします。最後に読んでから随分経つのに、思い浮かぶシーンがいくつもありました。さすが美内先生。ホラー映画もいろいろ観ましたが、最近観たなかの一つが『犬鳴村』です。清水崇監督作品で、公開当時結構ヒットしたそうです。主演は三吉彩花さん。

福岡県にある実在する心霊スポットをモデルに、「なぜそこが霊スポットになったのか?」が解き明かされていくというストーリーです。ネットの評判だけ見ると、怖くないとかいろいろ書かれていましたが、私は普通に怖かったです。

特に前半は、古い日本家屋や狂っていく人、衝撃的な飛び降りシーンなど、Jホラーらしい演出がたくさんあって、嫌〜な気持ちになりました。例のごとく、夜一人では観たくありません。ただ、中盤、ハンチング帽かぶったケンジさんという幽霊が登場してからは、やや恐怖が半減します。ケンジさんが解説役になって話が展開していくので、後半はホラーファンタジーっぽくなります。

物語の筋としては、犬鳴村の真相と、主人公の家系の秘密がリンクしていく流れは、面白かったです。クライマックスの盛り上がりも、観てて怖楽しかった。主人公の両親役を、高嶋政伸と高島礼子が演じていたのも良かったです。この二人が出てくるシーンは、どこも見応えがあって、上手な俳優さんはすごいなぁと思いました。

Netflixで観たのですが、全編視聴したあとオススメに『犬鳴村 恐怖回避ばーじょん』なるものがあがってきました。「すべての恐怖シーンをユーモアあふれる方法で加工して怖さをやわらげたバージョン」だそうです。こんなのがあったんですね。すると、あの恐怖シーンがどう編集されているのか気になって、結局もう一周してしまいました。ほどよい緩さとくだらなさで、和みました。これが映画館でも上映されていたという事実にはたまげますが、本編がそれだけ人気だったわけですね。

東京都内心霊スポット巡り

犬鳴トンネルには行ったことはありませんが、4年前、都内の心霊スポット巡りをしました。雑誌の企画です。

白金トンネルや旧岩淵水門、水元公園や新氷川トンネルなど、朝から夕方まで、13箇所巡りました。なかなかヘビーな企画でした。私はまったく霊感がないので、どこ行っても別に何か感じることはありませんでしたが、三ツ木交差点は結構印象的でした。

武蔵村山市にある三ツ木交差点は、交通事故で亡くなった女性の霊が目撃される心霊スポットです。それが関係しているのかわかりませんが、事故多発地帯でもありました。あまりに事故が多いので、交差点にあったガソリンスタンド(現在はたしかコンビニ)の店長がお地蔵さんを置いたところ、事故が減ったとかなんとか。実際に、お地蔵さんが置かれています。わりと見通しのいいところにポツンと立っているので、行けばすぐにわかると思います。

新青梅街道と交差する三ツ木交差点は、交通量がとても多く、走っているのも大型トラックばかりなので、小さいお地蔵さんとのミスマッチ感が印象に残っている理由です。夕方で特に車が多いときにいったので、運転するのが怖かったのも、思い出深い理由の一つかもしれません。

13箇所も心霊スポットを巡ったわりに、なんの恐怖体験も起きませんでしたが、しいていうなら、私はこの日、ずっと咳が止まりませんでした。朝はまだマシだったのが、夕方頃ついに止まらなくなり、運転を交代してもらうほどでした。翌日も翌々日もひどい咳だったので、病院に行ったらアレルギー性だかウィルス性だかの喘息と言われました。

また、一緒にスポット巡りをしていた後輩は、この一ヶ月後くらいに会社を辞めました。

心霊スポットに行ったから…? とも思いましたが、13箇所巡って、喘息発症と後輩が飛んだくらいで済んだのだから、今思うとマイルドに終わって良かったです。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。内容をご確認の上、送信してください。

コメント必須


上の計算式の答えを入力してください

名前必須

同じカテゴリーの記事を見る