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- 【ミライ★ライター倶楽部】「赤字を見ると、体調が悪くなるんです」
PR活動をする中で、「文章を見てほしい」「具体的な活動内容が気になる」という方がチラホラいらっしゃったので、11月の講座とは別に、出張講座をスタートすることにしました。
出張講座では、年齢制限を取っ払って「文章に関することで悩みを抱えている」という人に向けて、講義やアドバイス、文章の添削をしていきます。
実際の講座の雰囲気が伝われば、幸いです!
赤字いっぱいで戻って来る原稿
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【参加者】
・マツエさん(30代)会社員
【お悩み】
「会社では総務部にいます。社員への通達用の文章を考えるのが私の仕事です。書いた文章を直属の先輩にチェックしてもらうのですが、いつも修正を指示する赤字がいっぱいで戻ってきます。仕事なので仕方ないとは理解しつつも、最近は赤字を見るだけで気が滅入るようになりました。なんとなく体調も悪くなっているような気がします。どうしたら克服できるでしょうか」
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文章の修正指示を赤字で入れることを、「赤字を入れる」「赤入れ」などと言います。
((赤入れしましょ(※←赤入れをわかりやすく紹介しているブログ。いつもお世話になっています)))
文章を書く仕事をしていると、この赤字(=修正)は逃れられない宿命みたいなものです。
ただ、マツエさんが言うように、赤字を入れられるとネガティブになる気持ちは、とてもよくわかります。
「頑張って書いたのに、また書き直さないといけないのか…」と思うと、ため息が出るのも無理はありません。
マツエさんも、毎回入れられる赤字のせいで、体調不良を引き起こすようになったと言います。これは由々しき事態です。
赤字の苦しみから今すぐ逃れたいんです
赤字を入れられないよう頑張ると言っても、一朝一夕で良い文章が書けるようになるわけではありません。
「今目の前にある、この赤字の苦しみから逃れたいんだ!」
そんなときにぴったりの処方箋があります。それは、今すぐ赤字の入った原稿をほかの人に見せるのです。
たとえばマツエさんの場合は、「こんなに赤字が入って戻ってきた」と言いながら、仲の良い同僚とかに見せます。
私の感覚的に、これだけで赤字の苦しみは6割くらい減ります。これは本当です。
赤字の入った原稿はともすれば、自分だけに課せられた宿題のように思えます。なので、つい一人で抱え込んでしまいがちです。その結果、心身ともに追い詰められてしまうわけです。
そうならないためにも、赤字が戻ってきたら、大至急、そのへんの人に見せましょう。そして思いつく限り、赤字への文句を言うのです。
「赤字がこんなに戻ってきた」
「今日中には終わりそうにない」
「この赤字の意味がわからない」
するとどうでしょうか。赤字に対するプレッシャーが薄まり、だいぶ楽になっていることに気づくはずです。
私はこの方法で、なんとか生き延びてきました。
赤字で苦しんでいる方がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。そして、もしダメだったら教えてください。ほかの方法を考えてみます。
【赤字は人と分かち合おう】
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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