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- 【ミライ★ライター倶楽部】語彙を増やしたいんです
最近、講座の参考にと、文章の書き方に関する本をいろいろと読んでいます。その中でよくテーマに挙がっているのが「語彙」です。
良い文章を書くには、語彙が必要……と思うのですが、
「語彙は増やしたほうがいい」
「語彙は別に増やさなくていい」
本によって、書いてあることがバラバラでした。
といっても、語彙を増やすにこしたことはないので、後者の場合は正しくは
「無理に語彙を増やす必要はない」
ということです。
つまりは結局のところ、「語彙はあったほうが、文章は書きやすい」と言えそうです。
仕事で原稿を書いていても、語彙の引き出しがあると「こっちの言葉にしようかな」「あっちにしようかな」と選ぶことが出来ます。文章の表現の幅が広がります。
私がおすすめする本『国語の成績は観察力で必ず伸びる』では、「英単語は一生懸命勉強するのに、日本語の単語は進んで勉強しない」と書かれていて、ナルホド〜と思いました。
たしかに、よっぽど意識しないと、日本語の勉強をしようとはならないと思います。勝手に身につくものと思っている人が少なくないはずです。私もそうです。
積極的に語彙力を増やせるよう努力したほうがいいよ! と、小学生のうちに教えてほしかったです。
さて、語彙力の増やし方については、
・テレビを見る
・読書の仕方を工夫する
など、いろいろやり方があるみたいです。講座でお伝えできるように、簡単な方法を勉強しておきます。
なお、私の実感としては、語彙力が増えると、読書レベルも上がっていきます。難しい単語を知っている・慣れていると、いわゆる難しい本も読めるようになるからです。英語の長文読解に似ていますね(英検4級です)。
私の愛読書のひとつに、金子光晴さんの『どくろ杯』があります。
15年ほど前に、知り合いからいただいた本で、旅行するときには必ずといっていいほど持っていきます。
しかし、いまだに読み終わっていません。
15年間、何度もチャレンジするのですが、途中で挫折してしまいます。
一文が長いのに、句点が極端に少なく、そのうえ難解な固有名詞がたくさん出てくるので、全然読み進められないのです。
私の語彙力レベルが、あと30くらい上だったら、きっとすらすら読めるんだろうなと思います。
それでも、15年間ずっと読もうと努力しているので、愛読書と呼ばせてください。
参加者の皆さんにはどんな愛読書があるか、ぜひ聞いてみたいです。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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