- HOME
- ダヴィンチWeb『夏こそ読みたいゾッとする不思議な漫画3選』〜そんな伝承はない〜
新しい記事が公開されました。
【夏こそ読みたいゾッとする不思議な漫画3選】夜に行く手を阻むワニ、2階のトイレからしか見えない男、毎晩電話する相手…
連日公開されています。なぜなら、連日入稿したからです。
夏らしくゾッとする作品を集めてみました。
ホラー作品は色々ありますが、私はオチがない不思議な話にゾゾーっとするタイプです。なので、できるだけそういう感じの作品を選んでみたのですが、どうでしょうか?
『魔法はつづく』(オガツカヅオ/リイド社)
『あもくん』(諸星大二郎/KADOKAWA)
『夢子ちゃん』(青野春秋/幻冬舎)
『夢子ちゃん』をゾッとする話に入れようかどうしようかは悩みましたが、結末だけ見たらゾッとするかな……ということでINしました。
どうやら紙版には巻末に青野春秋先生の対談が収録されているそうです。そこで『夢子ちゃん』を書いた意図などを話しているそうですが、残念ながら私は電子版を読んだので対談は収録されていません。
対談読もうかな……とも思いましたが、己の感じたことを信じようと思い、読まずに書きました。なので、いまだに夢子ちゃんが何をしたかったのかよくわかりません。
でもなんか切ない感じもして好きな作品です。
『あもくん』は、漫画も面白いですが、ベッドサイドストーリーも好きです。
ちょっとした短編怖い話が読めます。子供の寝かしつけに怖い話を読むってどうして??? と思ったけど、作家のパパがいると毎日オリジナルストーリーが聞けていいなぁとも思いました。
『魔法はつづく』は短編集で、好きな作品はたくさんあるのですが、やっぱり『よふさぎさま』が一番ゾッとするかなということで、こちらをピックアップしました。
夜に女の前にいろいろな形で現れて、人生の転換期を教えるよふさぎさま。
なんか本当にありうな妖怪話ですが、作中の登場人物による捏造で、実際にそんな伝承はないみたいです(調べた)。
クライマックスもいい感じで絶望的なので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてほしいです。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
コメントを残す