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- 【追記】方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦⑤〜生還〜
※追記※
この⑤の記事をUPしたところ、一緒に行った不動明子さん(ペンネーム)から、「自分の恥ずかしいところを隠している(意訳)」というコメントをいただきました。指摘されて自分でもそう思いました。なので、追記という形で、改めて公開し直させていただきます。
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方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦①〜集結〜
方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦②〜出発〜
方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦③〜発見〜
方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦④〜紛失〜
〜あらすじ〜
全然謎が解けていないのに、残り時間10分を切った(多分)。
ヤツに見つからない場所で再集合したメンバーだったが、特にいい案は出てこないのであった。
リーダーと引き換えに、なんとか紛失したアイテムを発見した我々は、次の行動を相談します。ただ、いかんせん謎を理解しているのがリーダーとTAKAGIくらいしかいないので、ほかのメンバーは突っ立ってることしかできない。
ホラー脱出ゲームあるあるだと思うのですが、簡単な文章が読めなくなります。ヒントにつながる文章を見つけても全然頭に入ってこないんです。
それでもなんとかリーダーやTAKAGIのナイスプレーのおかげで、少しずつ明らかになる謎。
そしてついに、(何故か)アイテムをすべて集め終えた我々は、最終地点まで来ることができました。
もうすぐでクリアだ! と思いきや、そうは問屋が卸しません。
再びヤツがやってくるのです……。
彼はきっと更生できる
怒鳴りながらドカドカやってくるヤツ。
蜘蛛の子を散らすように逃げるメンバーたち。
私はやっぱりパニックでうまい隠れ場所を見つけることができません。
今度は全身丸見えの部分に身を潜めました。
暗いし、もしかしたらヤツからは見えないかもしれない。
と思ったけど、今回もやっぱりダメでした。
「お前、丸見えだぞ」
「やっぱり10割見えてますよね」
「いや、こっちからだと8.5割くらいだ」
こんだけ会話できるなら、彼は多分更生できると思う。
追記しました
結局また調理場へと連れて行かれるのですが、大切なことを思い出しました。
じつはこのとき、私は重要なアイテムを手にしていたのです。
アイテムを持ったまま、調理場に連れて行かれてしまったら、謎を解くのに影響が出てしまう。
これはTipsなのですが、ヤツに捕まる際、周辺に誰かがいるとバレると、その人も道連れにされていまいます。断言はできませんが、その可能性が高いです。
最初にリーダーが連れて行かれた際、近くにいた私に少し話しかけたところ、「ほかに誰かいるのか!」とすごい剣幕で怒鳴られたので、多分そういうことだと思います。
つまり、私が持っているアイテムは、ヤツにバレないよう、近くに潜む仲間に渡さないといけません。これは至難の業です。なぜなら、ヤツは目の前にいるのですから。
私は必死に知恵を絞り考えました。どうやったらヤツにバレないようアイテムをみんなに託すことができるのか? どうすればいい? そして一世一代の勝負に出ることにしました。
恐怖で足腰が立たないふりをし、床を這いずりながら、
「こんなんアリかよ〜〜!!!!!」
という主人公セリフを吐き、その瞬間にアイテムを近くで隠れていた仲間へと滑らせるようにして渡したのです。
そのときの様子はまるで「ハムナプトラ2のクライマックスのようだった」(コスモス談)とのことでした。
ただ、熱演のかいあって、アイテムをみんなの手に渡すことに成功。
四つん這いで吠えながらついてくる私は、ヤツからどう見えていたのでしょうか。
なお、芝居に熱が入りすぎ、調理場に入れられてからも
「なんでこんなことにぃ!!」
「どうしてなんだよぉううう!!!」
と叫んでいたら、
「喉元から切り裂いてやろうか」
と物騒なこと言われたので、すぐ黙りました。
「ごめん、できない」
またしても仲間に助けられて、今度こそ全員集合。
いよいよ最後の謎に挑戦します。
謎を解こうと頑張るリーダー。
そばにいた不動明子さんに、ものすごく簡単な作業を手伝ってほしいと依頼しますが、パニック状態の不動明子さんは「えっと、ごめん、できない」と断ってたのがツボでした。
しかし、なんとかみんなで力を合わせて! なんと! ついに! 脱出成功!!
咽び家をクリアしたのです!
ゴールを目にした瞬間、本当に「助かった…」という気持ちでいっぱいになりました。
家にいた時間はおそらく30分くらいだったと思うのですが、体感2日くらい。
ちなみに今回我々が挑戦した「第一章」は、2回目チャレンジが最も成功確率が高いんだそうです。一回目はみんな失敗するんだな。シナリオ自体は第四章まであるので、まだ先は長い。
最後はみんなで家の前で記念撮影をして終了です。
終わったあと、近くのファミレスで感想戦をしたのですが、これもすごく盛り上がりました。
記事中で触れたエピソードはほんの一部で、実際にはコスモスやTAKAGI、不動明子さんにもファインプレーがあったのですが、ネタバレになるので書けないのが苦しいです。
また、ヤツについてもいろいろ思うところがあったけど、これもネタバレになってしまうので書けない。
とりあえず運営さんに言いたいのは、「ゲーム中の録画データを売ってほしい」ということです。
みんながそれぞれどこにいて何をしてたのか知りたいです。
とりあえず行った人だけが理解できる、珍エピソードが量産できるのは間違いありません。
千原ジュニアの言葉を信じて行ってみてよかった。
なお、霊感のあるコスモスによると、「咽び家は大丈夫」だそうなので、これから行きたいと思う方はどうぞご安心ください。もしヤバかったら入らずに帰る予定だったそうなので、何もなくてよかった。
もちろん我々は第二章もチャレンジする所存です。
寒いのも暑いのも嫌だから、来年の春頃を予定しています。
一回行ってるし、今度は平気だろうと思ってますが、多分またゼロからスタートでビビり散らかすんだろうなと気づいています。
この話をHARUKAさんたちにしたら、「そんな怖いところにどうして行くの?」と聞かれたのですが、自分でもわっっかんないです。
みんな、ありがとう!
<了>
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
こんばんわ! 不動明子(ペンネーム)です。とても臨場感がありつつ、いい意味で行った人に伝わるルポ、とてもありがとうございました。他メンバーにもshareしまして「終わるのが寂しい」とのコメントが届いております。
ただ、最後の最後に中村さんがヤツに捕まり、アイテムを我々に託す際に発した「こんなんアリかよ〜〜!!!!!」という主人公セリフの件も追記していただければ幸いです。今後ともどうぞよろしく尾根ギア申し上げます。