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方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦②〜出発〜

2023.12.13

方南町のお化け屋敷『畏怖 咽び家』に挑戦①〜集結〜

のつづきです。

最高のメンバーが集まりました。

・リーダー…脱出ゲーム好き。謎解き能力に最も長けている。咽び家は今回で2度めの挑戦。
・小暮先輩…脱出ゲーム好き。経験値に期待。
・コスモス…ホラー好き。霊感がある。勇気に期待。
・不動明子…聡明なライター。ホラー好き。冷静な判断力に期待。
・TAKAGI…ゲーマー。ゲーム脳に期待。
・私…慌ただしいライター。うっかりミスが多い。

いよいよ咽び家です。

直前に、不動明子さんが体調を崩すという一幕がありましたが、治って本当によかったです。

できればまだお家で安静にしていてほしかったのですが、「どうしても行きたい(意訳)」という本人の意志を尊重しました。すごい根性だ、不動明子さん。

春と秋に行くのがおすすめ

その日は天気にも恵まれ、12月だというのに気温も高かった。
ここでTipsなのですが、リーダーによると、咽び家はエアコンがないそうです。
そのため、夏は暑いし、冬は寒い。
そう考えると、この日は上着一枚でも十分な気温だったので幸運でした。

方南町は、新宿から丸ノ内線に乗りかえ「方南町行き」に乗って5駅です。
「荻窪行き」に乗ってもたどり着かないので注意してください。「荻窪行き」の場合は中野坂上駅で「方南町行き」に乗り換えます。

駅の出口で待ち合わせると、そこにはすでにリーダー、小暮先輩、コスモス、不動明子さんがいました。すぐにTAKAGIがやってきて全員集合です。遅刻すると中止になる場合があるので、こちらも注意してください。時間を守れないメンバーがいると大変です。

全員、初対面の人が半分くらいいるのに、ギリギリに到着してしまったおかげで、自己紹介もそこそこに始まってしまいました。そうです。不動産屋の人が来てしまったのです。

駅徒歩5分、風呂なし、トイレ共同で3万円

咽び家は、「とある不動産屋で格安物件を見つけて内見に行く」というのが基本ストーリーです。

・・・貴方は方南町で格安物件を探していた。ある日、インターネットで家賃3万円というとても格安な物件を見つけ、内見の予約をする。次のページにある不動産物件の中から実際に内見のご予約をしてください。

方南町駅から徒歩5分、1Kで3万円はかなり安いかな? と一瞬思いましたが、築45ネン、一階は別の入居者がいる、トイレ共同、風呂なしと考えたら妥当かなと思いました。

さて、集合した我々のもとにやってきた不動産屋の女性は言いました。

「内見のお客様ですね?」

これがスタートの合図です。

人数を確認すると、さっそく内見に向かいます。

歩いている最中、不動産屋のお姉さんは、「みなさん一緒に住まれるんですか?」「シェアハウスですね」「駅近の格安物件ですごくおすすめです」など、普通の不動産トークをしてくれます。

そして到着した咽び家。ここには写真は載せませんが、画像検索すればすぐに出てきます。

普通の一軒家……よりは、ややボロくて、不穏な空気を感じる。

家の中に入る前に、ゲームに参加するうえでの簡単な注意事項を説明されます。

サイトにも掲載されていることですが、

・キャストの指示には必ず従う、返事は「YES」のみ
・走るな、触るな、過剰な大声を出すな、物を壊すな

こういった基本的なものです。
全部理解して、家の中へ。

何を聞かれてもYESと言え

ここからはネタバレになってしまうのでボカしますが、一歩踏み入れた瞬間から怖い。
もう怖い。別にまだ何も始まってないのに不気味だから怖い。

あまりにリアルな雰囲気だったため、私はつい設定にのめり込みすぎてしまいました。その結果、ゲームが始まらないという珍事を招いてしまいました。

不動産屋のお姉さんの、「ここに住むということでよろしいですね」という確認に対し、

「こんな汚い家には住めない」
「3万円でも高い」
「6人ではとても寝られそうにない」

と、物件に対するイチャモンを続けてしまったのです。

言い訳ではなく、本当に心からそう思ったので言ったことだったのですが、ここは素直に「YES」が正解でした。

なんでみんなYESと言ってるのか不思議に思いながら「ここには住めない」と言い続ける私に対し、お姉さんが「どうしよう……」と言い出したことではじめて、「あ、違うのかも」と気づきました。

結局家賃を5千円まで値切ったところで、ようやく話はまとまりました。

終わってからの感想戦で、小暮先輩から「そういうんじゃないよって、言おうかと思った」と言われて、恥ずかしくなりました。

もう一度注意事項を書きます。

・キャストの指示には必ず従う、返事は「YES」のみ

これは必ず守ってください。ゲームが始まりません。

つづく。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

COMMENTS

  1. 不動明子(ペンネーム) より:

    こんにちは! 不動明子(ペンネーム)です! ついに咽び家のルポがはじまり、とてもうれしいです。こちら、各メンバーにもshareしてよろしいでしょうか? いまだにLINEやInstagramにて、思い出話に花を咲かせているほど、今年1番のエンターテイメントだったので、長竹ノーバン!ルポも楽しんでもらえるはずです。
    ちなみに、小暮先輩との会話のなかで明らかになったのですが、ゲームは方南町駅からスタートしており、制限時間に含まれているそうです。

  2. 未来中村 より:

    不動明子さん(ペンネーム)、コメントありがとうございます☆
    もちろん、shareして大丈夫です。多少失礼なことを書くかもしれませんが、全然悪気がないことだけは伝えておいてください。悪気はないんです。
    そして、ゲームが方南町駅からすでに始まっていたということは、私は誰にも迷惑はかけていないってことですね? 始まってたんですものね? ホッ(トコーヒー飲みたいなぁ)としました。
    続きも楽しみにしていてくださいね。
    P.S.全員あだ名にしようと思ったのに、小暮先輩だけ実名になってしまいました。

    • 不動明子(ペンネーム) より:

      >そして、ゲームが方南町駅からすでに始まっていたということは、私は誰にも迷惑はかけていないってことですね? 始まってたんですものね?
      いや…お姉さんが焦りだしたタイミングが、、なんていうか、入居を決めるときだったから、、なんとも、、ね。

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