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- 『ハンターハンター現象』について〜買っててよかった図録〜
理解できないまま止まっている
先日、『だんドーン』34話の記事の中で、一回では理解できないことを「ハンターハンター現象」と書きました。
が、正直なところ『だんドーン』は理解できたのですが、ハンターハンターに関しては、暗黒大陸編からさっぱりわからず、そのままにしていました。巻数でいうと、32巻の最後、ビヨンドネテロが登場してきたあたりからです。
つまり、ハンターハンター現象を正確に言い表すのであれば、「理解できないまま止まってる現象」です(個人的な感想です)。
カキン……? ホイコーロー……? 新しい設定が次々登場し、さらにこれまで以上にストーリーが複雑化したことで文字数もめちゃくちゃ多くなり、読んでいるはずなのに読めない。そんな状態になり、何年も経っていました。気づけば37巻まで出ている。
本誌で連載を再開したときも、一応読んでいましたが、なんで旅団編になったのかわからない。誰なの? というキャラクターも大勢いる。
しかし、小学生のときから頑張って読んできたのに、ここで離脱するわけにはいかない。ということで、なんのタイミングでもないですが、改めて読み返してみました。
第四王子がヤバいってことは聞いてたんだ
時間をかけて読んだ結果、多分7割くらいは理解できました。
とにかく、暗黒大陸に行く船の中で、王位継承戦と、ヒソカVS旅団が勃発したり、そこに、ビヨンドネテロとかクラピカも乗り合わせて、すべてが同時進行しているということですね。
みんなが「第四王子(ツェリードニヒ)がヤバい」と言っている意味もようやくわかりました。
それでも登場人物がものすごい数がいるので、誰が誰だかわかりません。しかし、私は2022年10月28日~2023年1月9日に開催された「冨樫義博展」で図録を購入。ここに王位継承戦の相関図が載っているので、これを見れば一目瞭然なのです。買っておいてよかった図録。
解説によると、王位継承戦ではすでに200人のキャラクターが登場しているそうです。『キャプテン翼』のジュニアユース編を超えることが裏テーマにあるから、こんなことになったんだそうです。『キャプテン翼』のジュニアユース編はそんな大変なことになっているのですか?
残念ながら、コミックスは37巻までしか出ていません。続きは本誌掲載分しかないので、しばらくはジャンプアプリで、最新話まで読んで追いつきたいと思います。
なお、ハンターハンターは今後は週刊ではない形で連載していくという発表がありましたが、その後特に続報はありません。
『ガラスの仮面』『NANA』と共に、生きてる限り、待ち続けたいと思っています。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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