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- 『女子高生霊媒師アカネ!』2巻〜見える子〜
『女子高生霊媒師アカネ!』の2巻が発売されていました。
この巻で気づいたのですが、アカネたちの通う帝辺高校は、『ヒナまつり』でヒナちゃんたちが通っていた高校だったんですね。
ヒナちゃんたちが所属していた超常現象同好会がすでに背部になっていることが明らかになりました。あれから何年後の世界線なんだろう。
今回も、アカネが詐欺まがい、というか完全なる詐欺で除霊をするわけですが、クライアントは同級生の女の子・槇原さんです。
槇原さんは、クラスでも目立たない存在でしたが、移動教室の際に「霊が見える」と言ってしまったばかりに、それ以来「見える子」になってしまいました。
そう考えると、どの学校にも、どのクラスにも、一人は「見える子」っていましたよね。
林間学校に行くと、「見える」「いる」と言って大騒ぎになったりしますよね。
私の中学のクラスメイトも、林間学校でなぜか「部屋の鏡が怖い」と言って泣き叫んでいました。
本当に見えていたのかどうかはわかりませんが、霊を恐れた女子たちが、一生懸命、座布団を積み上げて鏡を隠していたのを覚えています。
あの子元気にしているかなぁ。
さて槇原さんは、一度見えると言ってしまった手前、あとに引けなくなってしまったパターンです。ただ、それは単純に友達がほしかっただけで、最後はなぜかほっこりする珍しい終わり方になっていました。
詐欺はよくないけど、友達と一緒に除霊するの楽しそうだなって思います。
そういう学生生活憧れます。
そんな2巻でした。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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