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「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン3 エピソード3〜セロトニンの花〜

2024.07.01

エピソード3です。

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ひとり、次元の違う男

飯野さんと坂口さんのバスケシーンからスタートです。

ツーショットデートを経たことで、相当手応えを感じている坂口さん。ほかのメンバーとは違う次元にいると豪語します。

次元が違うかはともかく、アキさんが坂口さんに興味を持っていることは間違いなさそう。

そして、飯野さんも同じくらい、好印象を持たれていると思われる人物です。この二人と、梅谷さんが最後の3人かな〜〜〜。

今回のデートは、またしてもグループデートです。

バチェラー・バチェロレッテシリーズ通しておなじみのアートをテーマにしたデート。

選ばれたのは櫛田さん、山本さん、そしてセバスチャン。毎回グループデートに呼ばれるセバスチャンも、相当気に入られている感じがする。

愛をテーマに、それぞれ絵を描きましょうというお題です。最終的にアキさんとのペアアートになるそうです。相手が何を描くかを考えろってことかな?『ブルー・ピリオド』読んでいる者としては、すごく考えちゃうけど、何も浮かばない。

絵を描きながら、ヒューマンビートボクサーの山本さんレクチャーのもと、みんなでセッション。微笑ましいシーンでした。社会人サークルみたいな温かさを感じます。

一方、ヴィラでは残ったメンバーたちがサプライズローズについて話しています。

配信前の紹介動画では、チェン・ジャックさんのことは全然注目していなかったのですが、個人インタビューシーンが多いせいか? なんか好きになってきました。多分、早い段階で落ちると思うんだけど、ずっと真面目に戦略練って、前向きな姿勢が良いと思いました。

ここでもまた、坂口さんがみんなに対して「親鳥マインドです」と豪語しており、一体どうしたというのか? 多分ですが、自信に満ち溢れるキャラでいこうと決めたのだと思います。どんなに上から目線で話しても、全然憎らしい気持ちがわいてこないので、きっとそうなんだろう。

まさかのペアアート完全一致

アートデートでは、山本さんが海をモチーフにした絵を描き、セバスチャンが木をモチーフにした絵を発表。小さいキャンバスいっぱいに描かれた素敵な絵だと思いました。それぞれが考える愛について伝わる絵です。

二人とは対象的に、櫛田さんは「セロトニンの花」なる架空の花を描き、愛を表現しました。キャンバスの半分に、ハートの片方だけが大きく描かれています。もう片方のハートがあれば完全な形になるという、ペアアートを意識した作品です。

「まさか」と思ったらそのまさかで、アキさんがもう片方のハートをうまい具合いに描くという奇跡が起きました。示し合わせたんじゃないかくらいぴったりの作品。

最終話付近で、このペアアートがまた引っ張り出されるんだろうな。

こんなペアアートを描いたんだから、やっぱりグループデートのあと2ショットに呼び出されたのは櫛田さんでした。

が、思ったことをつらつら話しているうちに、櫛田さんが地雷を踏んでいまいます。そんなつもりはなかったけれどアキさんに対して、「普通の人だよね」とも取れるようなことを言ってしまいました。これを完全に「普通の人だよね」と言われたように受け取ったアキさんは、あれ? と感じてしまいます。会話の中で一度墓穴掘ると、挽回できなくなる気持ちわかる〜〜と思いました。あるよね、そういうこと。

牛串焼きとちゃんこが美味しそうだ

そしてまたしてもグループデート。

選ばれたのは、自由人な北森さん、獣医の小川さん、セバスチャン。

セバスチャンは連投です。いつものバチェロレッテなら、もっと嫉妬やヘイトを集めるところですが、セバスチャンにはみんなそんな感情は持ってなさそう。穏やかだな。

それぞれのルーツを知るためのデートです。

北森さんは、お父様のお店の看板メニューである牛串を振る舞います。ご自身も高校3年生のときから飲食店を経営しているそうです。高校生で経営者ってすごいですね。料理はなんでも作れるって、非常に頼もしい。

セバスチャンは、お茶しながら自分のルーツを説明していきます。お母様がとても優しいということを伝えます。その影響で、自分も優しくありたいと思うようになったそうです。セバスチャンの紳士的な振る舞いや優しさは、お母様譲りだったんですね。

そして獣医の小川さんは、ちゃんこ鍋を振る舞います。学生時代に相撲に熱中していたそうです。相撲もできて、ちゃんこも作れるナイスガイ。とっても美味しそうでした。

今回のハイライト出ました

三者三様のパフォーマンス(?)を見たあと、お返しにと、アキさんも自分の個性を披露することに。流暢な英語でスピーチをしてくれました。

日本語で話すときと、英語で話すときとでは、意図的に話し方を変えているという内容でした。私はそう受け取りました。突然の英語に、小川さんと山本さんがどのくらい理解したのかはわかりません。

ただ、この英語でのスピーチの意味合いとしては、その前日に櫛田さんから「普通」と言われたことが(厳密には普通とは言ってない)、相当引っかかっていたようです。

「普通って言われたら黙っていられない」ということで、自分の特別なところを披露した形ですね。

たしかに、東大から経産省を経て、フリーランスで宇宙事業に関わっているという人が目の前にいたら、「すごい経歴だね」「面白そうだね」と言うと思います。実際、アキさんもそう言われまくってきたからこそ、「普通」という言葉が(←本当は言われてない)聞き捨てならなかったんだろうな。

ただ、ここでのハイライトはアキさんの英語スピーチではなく、「櫛田さんにそう言われた」というアキさんの言葉に対して、「創くんは絶対そうは言わないと思う」「違う形の言葉を聞いてそう捉えてしまったのかな」と言ったセバスチャンです。

その場にいなかったにも関わらず、櫛田さんの人柄を信じて、こういう発言ができるセバスチャンはまじで人間ができてるんだなと思いました。本当に優しい。私もこういうふうになりたいと思いました。

ちなみに、ここでもサプライズローズはありませんでした。

ヴィラに戻ったセバスチャンたちから、自分の失言について聞かされた櫛田さん。すぐに弁解できない状況で、失言しちゃうのは辛いですね。気持ちすごくわかります。頑張れと応援したくなりました。

事実上のリタイア宣言

3回目のカクテルパーティーは、ケチャの舞いではじまります。ケチャってバリ島の踊りだったんだ! ハワイだと思ってた。

みんなのバリ島の民族衣装で可愛い。

自信に満ちている坂口さんは、なんか浮ついている感じがしました。でもアキさんも坂口さんと話すとき、ニコニコだし、とてもくだけた表情を見せていて、心を開いている感じがします。その直前がチェン・ジャックさんだったから余計にそう思う。

でも、話してることはジェットコースターで下がる?? よくわかりませんでした。
なんだか坂口さん、サッカー日本代表にいそうな顔に見えてきました。

そして、やっと弁解の時間がやってきた櫛田さん。誤解が解けたようでよかった。ここまではよかった。

このあと、セバスチャンと会話をするのですが、そこで事実上のリタイア宣言がなされました。アキさんのことを可愛い妹のようにしか思えないそうです。何度もグループデートに誘われていたけど、なんか違うな感がとうとう拭えなかったんだな。アキさんも彼のことを気に入っていただけに残念だが、ここでセバスチャンとはお別れだろうな。

そこに気を取られていたら、ヒューマンビートボクサー山本さんが、「言葉に心がこもっていない」的なことをアキさんに言われたと思い(←厳密にはそんなにマイナスではない)、傷つくという一幕も。今回、言葉のすれ違いで地味に傷つく事件が多発している。

そんな不穏な空気を、飯野さんのヴィオラの演奏が半分くらい吹き飛ばしてくれました。アキさんもとても喜んでいます。やっぱり弦楽器はやっとくべきだな。

で、ローズセレモニーにいくわけですが、サクッと結果を言うと脱落したのはチェン・ジャックさんとセバスチャンでした。

チェン・ジャックさんに関しては、「二人で思い切り楽しめるか? 否」(←要約しています)ということらしいです。

セバスチャンはもっと見ていたかったけど、決断したのはえらいと思います。さようなら、セバス……。

前回までは、なんか地味なシーズンだなと思っていましたが、これはこれで結構面白いのかもしれない。次回も楽しみです。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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