• HOME
  • 別マ祭り『隣のタカシちゃん』〜罪深い作品〜

別マ祭り『隣のタカシちゃん』〜罪深い作品〜

2024.03.05

U-NEXTで、『ありがとう「マーガレット」60周年』というキャンペーンが開催中ということを知りました。

正確には、マーガレットと別冊マーガレットの両方が60周年を迎えたそうです。

私が小中学生の頃、周りの友達は別マ派が多かったので、私もつられて別マを読んでいました。どんな漫画があったかなと振り返ってみたところ、

悪魔で候

恋愛カタログ

ラブ★コン

ウルフ物語

ラブ! ラブ! ラブ!

HANADA

中原アヤ先生率高めですが、名作揃いです。

ウルフ物語はなんの話しかさっぱり覚えていませんが、絵柄が独特だったので、強烈に覚えている。

なかでも特に私がハマったのが『隣のタカシちゃん』(全8巻)。

『今日は会社休みます』の藤村真理先生の作品です。

男性不信に陥った女子高生の久保田早紀が、玉の輿狙いで隣に住む東大生のタカシちゃんに猛アプローチするという、ラブコメディ。

最初に読んだのは多分中学生くらいだったと思いますが、他力本願で怠け者でろくでもないヒロインのサキちゃんに、とても共感した思い出。

勉強しないバカなサキちゃんに影響された結果、私は一時期、学校の勉強を放棄しました。罪深い作品です。これを読まなければ、もう少し偏差値高い高校に行けたはず。

『イタズラなKISS』で、天才入江くんに恋した女子は、きっとタカシちゃんのことも好きだろう。そういえば、イタキスも別マでした。知的なツンデレ男子は、別マのお家芸です。

懐かしくなって久々に『隣のタカシちゃん』の最初の方を読んでみたのですが、サキちゃんは記憶以上にろくでもない女でした。

いくら幼馴染とはいえ、長らく疎遠だった隣人の家に押しかけるのはやりすぎだと思います。でもあの距離の詰め方は、相当なコミュニケーション能力を持ってないとできないと思う。

ああいう強烈だけど、憎めないぶっ飛び女が主人公の漫画が好きです。

しかし、学生時代に全巻買って読んだはずなのに、結末がまったく思い出せない。もちろんハッピーエンドのはずだけど、どうなったんだっけ? 気になる。

うっかり大人買いしてしまいそう。そんな魅力を持つタカシちゃんです。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。内容をご確認の上、送信してください。

コメント必須


上の計算式の答えを入力してください

名前必須

同じカテゴリーの記事を見る