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- 大森カンパニー『更地SELECT SAKURAⅧ』前編〜男女の美しい友情〜
大森カンパニープロデュースvol.47
大森カンパニー15周年記念公演
『更地SELECT SAKURAⅧ』
を観に行ってきました。
ギリギリチケットが取れました
場所は今回も下北沢 小劇場B1です。
今回も俳優で演出家で脚本家である、横山清崇さんにお知らせいただきました。いつもありがとうございます。大森カンパニーは更地含め、結構観ているので、恒例行事になってきました。
にも関わらず、今回は私のうっかりにより、チケットを取るのがギリギリになってしまいました。その結果、通常席がもう売り切れになってしまったそうで、なんとか補助席で入れることに。チケットは連日完売だそうで、早めに予約しないと取れないのです。「恒例行事」と言いつつ、こんなことになるなんて情けないです。
0,1秒で出てくる「それな」
せめて劇場には余裕を持って到着しようと、早めに下北沢へ。
下北沢駅前は、アカペラで大熱唱してる人や、手書きのボードを持ってチャンネル登録をお願いしている人などがおり、毎度なかなかカオスです。
差し入れを買ってもまだ時間が余っていたので、マクドナルドにINしました。
カウンターに座ると、隣には高校生か、大学生くらいの若い男女が。
盗み聞きするつもりではなかったのですが、あまりにも男性が「それな」を連発するので、気になってしまいました。
「それな」のスピード感がすごい。女性が何か言うと、0,1秒の速さで「それな」が出てくる。若者の瞬発力。自分も高校生くらいのときは、こんな感じの会話だったのかな。
と思いながら、(やはり盗み聞きするつもりはなかったのですが)引き続き会話を聞いていたら、ふと違和感を覚えました。
この2人、とんでもなく仲が良い。
マクドナルド・ロマンス
最初はカップルかと思っていたのですが、どうやらそうではないらしい。
お互い「彼氏ほしい」「彼女ほしい」→「今年は絶対つくろ!!」と言い合っている。
でもそういうのって、「本当は相手のことが気になってるけど、あえてそう言うことで相手の気持ちを試している」のが定石だと思うのですが、そんなことないっぽい。
「今年も思い出めっちゃ作ろ!」
「絶対つくろ!」
「このあと◯◯食べいこ!」
「めっちゃいいじゃん!」
プライバシー的にこれくらいしか書けませんが、実際はもっとワイワイした会話です。
それにしても、まるで色気を感じない雰囲気と距離感。どちらかが狙ってたら、多少そういう空気を感じるものですが、一切そういうのがない。
もしかして、片方の声が低いだけで、女の子同士の会話なんじゃないか? と思って隣をチラ見しましたが、どう見ても男女の組み合わせである。
「すみませんが、お二人はどういった関係なんですか?」
と聞けたら良かった。
一人で抱えることができず、つい友達にリアルタイムを報告したくらい、驚きの光景でした。
異性の友達で、こんな仲良しいたら楽しそうだな。
心からそう思って、マクドナルドを後にしました。
私が知らないだけで、世の中にはこういう異性の友情って、存在するんだな??
どうしてもシェアしたかったんです。
『更地SELECT SAKURAⅧ』の内容については後編に書きたいと思います。
中村 未来Nakamura Miku
千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。
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