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大森カンパニー『更地SELECT SAKURAⅧ』前編〜男女の美しい友情〜

2024.04.14

大森カンパニープロデュースvol.47 ​
大森カンパニー15周年記念公演
『更地SELECT SAKURAⅧ』

を観に行ってきました。

ギリギリチケットが取れました

場所は今回も下北沢 小劇場B1です。

今回も俳優で演出家で脚本家である、横山清崇さんにお知らせいただきました。いつもありがとうございます。大森カンパニーは更地含め、結構観ているので、恒例行事になってきました。

にも関わらず、今回は私のうっかりにより、チケットを取るのがギリギリになってしまいました。その結果、通常席がもう売り切れになってしまったそうで、なんとか補助席で入れることに。チケットは連日完売だそうで、早めに予約しないと取れないのです。「恒例行事」と言いつつ、こんなことになるなんて情けないです。

0,1秒で出てくる「それな」

せめて劇場には余裕を持って到着しようと、早めに下北沢へ。

下北沢駅前は、アカペラで大熱唱してる人や、手書きのボードを持ってチャンネル登録をお願いしている人などがおり、毎度なかなかカオスです。

差し入れを買ってもまだ時間が余っていたので、マクドナルドにINしました。

カウンターに座ると、隣には高校生か、大学生くらいの若い男女が。

盗み聞きするつもりではなかったのですが、あまりにも男性が「それな」を連発するので、気になってしまいました。

「それな」のスピード感がすごい。女性が何か言うと、0,1秒の速さで「それな」が出てくる。若者の瞬発力。自分も高校生くらいのときは、こんな感じの会話だったのかな。

と思いながら、(やはり盗み聞きするつもりはなかったのですが)引き続き会話を聞いていたら、ふと違和感を覚えました。

この2人、とんでもなく仲が良い。

マクドナルド・ロマンス

最初はカップルかと思っていたのですが、どうやらそうではないらしい。

お互い「彼氏ほしい」「彼女ほしい」→「今年は絶対つくろ!!」と言い合っている。

でもそういうのって、「本当は相手のことが気になってるけど、あえてそう言うことで相手の気持ちを試している」のが定石だと思うのですが、そんなことないっぽい。

「今年も思い出めっちゃ作ろ!」
「絶対つくろ!」
「このあと◯◯食べいこ!」
「めっちゃいいじゃん!」

プライバシー的にこれくらいしか書けませんが、実際はもっとワイワイした会話です。

それにしても、まるで色気を感じない雰囲気と距離感。どちらかが狙ってたら、多少そういう空気を感じるものですが、一切そういうのがない。

もしかして、片方の声が低いだけで、女の子同士の会話なんじゃないか? と思って隣をチラ見しましたが、どう見ても男女の組み合わせである。

「すみませんが、お二人はどういった関係なんですか?」

と聞けたら良かった。

一人で抱えることができず、つい友達にリアルタイムを報告したくらい、驚きの光景でした。

異性の友達で、こんな仲良しいたら楽しそうだな。
心からそう思って、マクドナルドを後にしました。

私が知らないだけで、世の中にはこういう異性の友情って、存在するんだな??

どうしてもシェアしたかったんです。

『更地SELECT SAKURAⅧ』の内容については後編に書きたいと思います。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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