『月刊KOMATSU』③〜お前が忘れるんかい〜

前回までのあらすじ

KOMATSUのお兄さんとなんとか連絡が取れたものの、インタビューの時間が取れないというピンチに。打開案として浮上したのは、KOMATSUが学生時代に大嫌いだった人物H氏へのインタビューだった。

KOMATSUと学生時代、犬猿の仲だったH氏とは、私も長いこと疎遠でしたが、すぐに連絡は取れました。最初はなんだか警戒していたようですが、KOMATSUの結婚祝いに協力してほしいと言うと、すぐに快諾してくれました。つくづく、みんな優しいなと思いました。H氏だけじゃ間が持たないと思ったので、座談会形式にしてKOMATSUとの思い出を語ってもらうことにしました。

座談会で招集されたのは、学生時代にKOMATSUとH氏と同じチームでプロジェクトに取り組んでいた後輩３名です。それぞれ住む場所も違い、仕事もあるため、当日はスカイプのグループビデオ通話を利用しました。日時は、H氏の提案で、平日の夜２３時から。

肝心のH氏が当日、「忘れてた」という理由で３０分ほど遅刻するというトラブルはありましたが、なんとか座談会を終えることができました。自分で指定しておきながら、「忘れてた」を繰り出すH氏は、相変わらずH氏だなって思いました。協力してくれたH氏をはじめ、後輩３名には感謝です。

さて、H氏の協力によって、ページが埋まったぞ。と安心したタイミングで、なんとKOMATSUのお兄さんにインタビューができることになりました。思いがけず、目玉企画が２つに。作業量は増えますが、願ったり叶ったりです。こちらのインタビューはなんともスムーズに終えることができて、ついに、『月刊KOMATSU』のすべての素材がそろいました。

この時点で１０月末。『月刊KOMATSU』は１１月中旬までに完成させねばならないことを考えると、すでに時間はありませんでした。ここからハイスピードで、ライティング、デザインをしていくわけですが、信じられないくらい大変でした。

つづく。