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劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』〜前編・リバイバルが似合う〜

2023.07.13

リベンジ・フォー・ユー

5月に観に行く予定だった劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』
休演となってしまったため、今回ようやくリベンジに行ってきました。

※休演の悲しみはこちら
劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』休演〜私は視野が狭い〜

一緒に行ってくれたのは、いつもおなじみハルカさん。そしてKYOKOさんです。二人共昔からの友達で遅刻の常習犯ですが、この日は珍しく時間通りに来ていました。

※許せなかったお好み焼き遅刻事件はこちら。

さて今回観る『クレイジー・フォー・ユー』ですが、劇団四季での上演は8年ぶりだそうです。結構最近までやっていたんだなという印象です。

バックステージツアーの思い出

私が観たのはたしか高校生のときだったので、今から16年くらい前。ミュージカルオタクのS子がバックステージツアー付きのチケットを取ってくれたので、リハーサルを見学した記憶があります。

参加者が一列に並び、リハーサル中のステージ後方を静かに歩くというツアーでした。なんかほかにもステージ裏を見せてもらった気がするけどそのへんは覚えてない。

舞台上ではちょうど『Stiff Upper Lip』の稽古中で、積み重なった椅子に登りながら、キャストさんたちがダンスなど動きの確認をしていました。ツアー中の私たちのことなどまったく気にすることのない集中力で、こちらも「絶対物音を立ててはいけない」と妙な緊張感。

ヒロインのポリー役は樋口麻美さん。当時、樋口さんの熱狂的ファンだったS子は間近で観る樋口さんに大興奮。「近くで見ると結構グラマーだった」という、やや気持ち悪い感想を言っていたのを覚えています。私の記憶力すごくないですか?

その後本番も観劇して、歌にダンスに笑いにと盛りだくさんで、とても感動しました。バックステージツアーもあって思い出深く、なんだかんだ一番好きなミュージカルかもしれません。満足度が高い作品。そんな『クレイジー・フォー・ユー』が再演するということで、これはぜひ観なければ! と思った次第です。

セーラームーンと似たときめきを感じる

場所はKAAT 神奈川芸術劇場。外の大きな看板を撮影。


この日はとても暑くて、日差しがじりじりしていたので、即座に劇場内へ。

ハルカさんもKYOKOさんも、ディズニーミュージカルはよく観るけどいわゆる普通のブロードウェイミュージカルはあまり観る機会がなかったそうです。

「すごく面白いから!」と誘ったものの、「あんまりハマらなかったらどうしよう!」と若干の不安。

我々の席はこのへん。1階の後方です。

こんなことは言いたくないが…5月に取ったチケットは、センターの前から4列目だったんですよね。残念ですが仕方ないです。

平日の昼間だったせいもありますが、年齢層高めのお客様が多い印象でした。私もそうですが、みんな過去に観てもう一回観たいというリピーターが多そうです。

そういう意味でも、『クレイジー・フォー・ユー』は“リバイバル”という言葉がめちゃくちゃ似合う作品だとも思います。単純に古い作品だからという意味ではなく、全体的なイメージがずっとレトロ。

なんとなくセーラームーンを彷彿とさせるのですが、伝わるでしょうか。セーラームーンを久々に見たときのときめき感と似ている。

イメージイラストのせいかもしれません。月に乗った二人が寄り添うこのイラスト。

誰が描いたのしょうか? 少し調べてみましたがわかりませんでした。どなかた知ってる人いれば教えてください。

長くなったので分けます。本編は後編で。

PROFILE
演劇ライター 中村 未来

​中村 未来Nakamura Miku

千葉県習志野市出身の演劇ライター、シナリオライター。
玉川大学芸術学部卒業。
趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。
東京都在住。

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